ライフバンテージジャパン トップインタビュー ㊦

会議体 「FAB」発足、政策浸透がスムーズに

23年6月期、コミッション支払い5%増を目標

▲ライフバンテージジャパン
 塩川 英一 社長
 前回(11月10日号3面)に続き、ライフバンテージジャパン(東京都目黒区)の塩川英一社長に、今後の取り組みや計画を聞いた。(インタビュー実施日は9月30日)


新サプリ発売前倒し2週間で3500本


  ―――23年6月期の取り組みについて伺いたい。11月後半を予定していた新サプリメント「NAD」の発売を9月13日に前倒しした。
 「発売後の2週間で3500本のスポット注文を受け付けた。元々の計画からはイレギュラーな形となったが、手応えを感じている。10月から定期注文による販売が始まり、 11月にはビジネスパックにも追加される見通し。それ以降は月に1万本程度の出荷を見込んでいる」

  ―――前倒しに対して現場の反応は。
 「発売前の準備が不足するのではないかという心配はあった。が、製品が手元にあるので伝えやすいという声や、結果的に早く出して正解だったという声のほうをよく聞く」

  ―――定期注文に「NAD」を組み入れる動きは。
 「フィールドには、既存の『プロタンディム』シリーズである『NRF(ナーフ)2』『NRF1』に、同じシリーズである『NAD』を組み合わせることの大切さを伝えてきた。 会員が説明する際の助けになる資料も作成しているところ。いずれかの製品から乗り換えるのではなく、3製品をトリオで取っていただき、購入単価の向上につながると期待している」

  ―――コスト増を理由に、10月1日付で全製品を値上げする。
 「一部の主力製品は米国本社より安い価格で提供していた。原材料価格の高騰もあって、(社内の)マージンが低かったことは事実。本社の価格に揃えることが目的の一つとなる」

  ―――主力の「NRF2」の場合、定期注文価格を13.8%引き上げる(旧価格が5028円、新価格が5724円)。購買への影響の見通しは。
 「『NRF2』の値上げ率は他の製品に比べても大きい。PV(=パーソナルボリューム、報酬計算用のポイント)も40PVのまま据え置いた。
 ただ、価格の改定と同時に、112円だった1PVあたりのレートは120円に切り上げた。そのためディストリビューター(=ビジネス会員) が受け取るコミッションは増える計算。月に5万円程度以上を受け取っているような会員や『プロ4』以上のランクの会員は、差し引きでプラス面のほうが大きいと思う」

  ―――ディストリビューターの反応は。

(続きは2022年11月10日号参照)