ライフバンテージジャパン トップインタビュー
22年6月期 新規昇格数、前期比1000人増
ビジネス会員の新規登録は3割増
▲ライフバンテージジャパン
塩川 英一 社長
ライフバンテージジャパン(東京都目黒区)の22年6月期は売上高が前期比0.7%減の43億5900万円となった。ビジネス会員の新規登録が盛り返し、
新規昇格数が前期を大きく上回ったほか、各種キャンペーンの反響で都度注文が好調だった。同期の状況や取り組みを塩川英一社長に聞いた。
(インタビューは9月30日実施)塩川 英一 社長
6月最終日は最高売上を更新
―――22年6月期の業績について伺いたい。
売上高は前期比で0.7%減だった。 「微減に収まった。コロナ禍にともない、引き続きリモートの活動を余儀なくされる場面も多かった中で、フィールドが頑張ったと言えるのではないか。
付け加えると、米国本社側の締め日などとの関係で6月末の注文の一部が7月に繰り越され、今期(=23年6月期)に計上されているため、 その分を含めた場合は微増。繰り越しは毎期のことだが、今年は様々なキャンペーンを実施した関係で特に影響が大きく、 最終日の6月30日は(16年に)私が入社して以降、1日あたりの売上で最高を更新した」
―――期中の新規登録はどうだったか。
「ディストリビューター(=ビジネス会員)の新規が上向き、月平均で前期より90人ほど増えた。比率でいうと約3割増。それにともない、 登録時の新規注からの売上も月平均で約1000万円アップした。約4%の減収だった前期は、ディストリビューターの新規を減らした影響が大きかったが、 その点では盛り返した」
定期注文が減少 都度注文は増加
―――登録後のオートシップの状況は。
「既存のディストリビューターによる定期注文(=オートシップ)は月平均で600件ほど減り、ここからの月売上が約1000万円ダウンし、 新規の売上増が相殺される形となった。
一方で、スポット注文(=都度注文)は月平均で300件ほど増え、売上では約1100万円のアップだった。そのため、ディストリビューターからの売上は全体として高まった。 会社売上の74%はディストリビューターからのもの。この新規登録とスポット注文の好調に支えられた」
―――定期注文が減った理由は。
「スポット注文に特典を付けるなどのキャンペーンを実施した。そのため、実施中の月の定期注文を止めて、スポット注文に振り替える方はいらした」
―――カスタマー(=愛用会員)の新規は。
「前期に比べて月平均で130人ほど減った。比率では約2割減。定期注文の件数と売上も減ったことで、カスタマーからの売上も下がった」
―――購入単価はどうだったか。
「カスタマーは月平均が9000円台で、1万円台だった前期より減らした。ディストリビューターは1万3000円台。 前期より少し下げたが、そこまで変わっていない」
上位ランクで7年ぶり昇格
―――ディストリビューターとカスタマーの定期注文の減少に関して対策などは。
(続きは2022年11月10日号参照)