ナチュラリープラス 田嶋隆志社長に聞く「方針と戦略」㊦

沖縄〝ブートキャンプ〟に900人「手応え感じた」


▲ナチュラリープラス 田嶋 隆志 社長
 前回10月6日号1面)(に続き、ナチュラリープラス(東京都港区)の田嶋隆志社長に22年8月期の取り組みのポイントや今後の計画を聞いた。 (インタビュー実施日は8月26日)


新「IBO」を本社研修に招待


  ―――「IBO(インディペンデント・ビジネス・オーナーズ)」制度(※1)について伺いたい。現在の「IBO」の人数は。
 「693人。所定のPV等の条件を満たさなければ(IBOの)資格がなくなるため、多少の変動がある」

  ―――今期(22年8月期)、制度の見直しを行ったか。
 「認定条件の変更は特になかった。また、資格の有無によって取得できるボーナスは変わらない。  一方で、新たに『IBO』となった会員を本社研修の『オーナーズリトリート』に招待した。通常は、 『スピリットボーナス(※2)』の権利を初めて達成した会員を招待するプログラムだが、 コロナ禍で以前のような実施が難しくなっている状況もあって、インセンティブの特典の一つに盛り込んだ。 来期(23年8月期)の『オーナーズリトリート』の条件をどうするかは未定」

 

コーディネーター増員、6人体制に


―――「IBO」制度を始めて3年が経過する。運用状況は。
 「着実な手応えを感じている。『IBO』を始めた理由の一つは、〝独立〟の概念がないバイナリープランの補強。 独立事業主としての自覚をもってもらい、ビジネスに対するプロ意識を高めるという目的に適う形で、 『IBO』の資格をもつ会員の意識がすごく変わったと感じる。  『IBO』の評価を、新規登録数や製品のリピート率、PVのボリュームなどのデータに基づいて行っていることも良い方向に働いている。 例えば、活動を20年以上続けているベテランの会員が再びビジネスを伸ばし、それがデータに表れ、評価の対象となり、 周囲の会員の刺激になるといった事例が生まれている。ここ数年の間にビジネスを始めた会員とともに『IBO』として活動に臨むことで、 気持ちを新たにする効果が出ている」

  ―――「IBO」をサポートするコーディネーターの人数は。
 「9月に増員して6人体制となる予定。多い場合、一人で200人弱を担当するコーディネーターもいたため補強する」

 

「ファンクラブ」加入者45百人に


―――「IBO」を始めたタイミングで、動画配信プラットフォームの「NP FANSTV(以下ファンズTV)」や、 それとリンクするトレーニングプログラムの「NP FANCLUB(以下ファンクラブ)」をスタートさせた。それぞれの加入者数は。

(続きは2022年10月13日号参照)