モデーアジャパン 新年インタビュー 2022年の展望は ㊦

腸活サプリが売上トップ5製品に 配信でも〝アフター〟、会員スピーチが人気

前回(1月6日号8面)に続き、モデーアジャパン(東京都港区)の大井盛夫社長にコロナ禍の取り組みなどを聞いた。
(インタビューは21年12月2日実施)
▲モデーアジャパン
 大井 盛夫 社長 

欠品時のキャンペポイント据え置き

―――製品調達におけるコロナ禍の影響を伺いたい。今期(=21年12月期)は前の期よりも、欠品や在庫不足への対応を求められる機会が増えたという。
 「人気の高い製品で受注の制限を余儀なくされた。期の前半だと『(プロテイン健康食品の)ミールリプレイスメント』、 後半は『(ミネラル飲料の)ミネラルソリューションズ』など。コロナ禍にともなう需要過多で製造が追いつかないとか、自然災害で原料の調達が難しい、 物流が滞って日本まで届くのに時間がかかるといった理由が大きかった」   ―――着手した対応は。
 「ソーシャルマーケター(=ビジネス会員)の購入できる個数を限定したりした。カスタマー(=愛用会員)に対して行ったのは、例えば割引キャンペーン。 『ミネラルソリューションズ』が欠品した時は、過去に注文履歴のある方にメールで『この期間にご注文いただければ○%引きになります』と周知した。
 この際、割引キャンペーンでよくある、値引きした分だけ(報酬計算用の)ポイントを差し引くことはしなかった。 そのため、ソーシャルマーケターのほうで自分のカスタマーに『今ならお得ですよ』と伝えやすかったと思う。結果、普段よりも多い注文が寄せられたりした。
 また、『ミネラルソリューションズ』に関しては、 オートシップで注文しているロイヤリティの高いお客様には欠品期間中も製品を届けられるように在庫をやりくりした」

 
在庫確保へ出荷情報収集に注力

―――在庫確保の取り組みは。
 「力を入れたのは、出荷の見通しに関する情報をどれだけ早く、正確に掴むか。 そのため、アメリカの本社だけでなく製造元やソーシングのところまで遡って情報を集めた。そうやって事前に手を打ったことで、 心配されたほどには欠品の影響を受けることもなく、今期の売上は前年並みを見込んでいる」

  ―――欠品の解消の見通しは。
 「今のところ、『ミネラルソリューションズ』は(22年)2月以降に目途が立ちそう。 ただ、物流費の高騰や原料の調達の問題などから価格の見直しは検討している。今後も製品の確保が難しい状況が続くようなら、 安定供給を果たすための方策を優先的に考えざるを得ない」

 
▲2021年よりZOOM配信を始めた
   「オポチュニティセミナー」(=写真)や
   「ベーシックトレーニング」は、
   リアル開催時のアフターにあたる
   〝ブレイクアウトルーム〟が好評
―――今期、新製品の売れ行きはどうだったか。
 「腸内のマイクロバイオーム(微生物叢)の働きに焦点をあてた、〝腸活〟サプリメントの『アクシス トレバイオティック』を3月に発売した。 売れ行きは好調。現在、製品別売上でトップ5に入っている」

  ―――展開したプロモーションなどは。
 
(続きは2022年1月13日号参照)