需要見据えた一手を
ダイレクトセリング業界の化
粧品分野においては、感染防止
対策を徹底したサロン営業やI
T活用のカウンセリングなど、
ニューノーマルに対応したビジ
ネスモデルの構築が進んでい
る。同時に、アフターコロナを
見据えた「次の一手」について
も取り組んでいる。
シーボンの2022年3月期 は、コロナ禍で大きく落ち込ん だ前期から概ね横ばいで推移し た。2022年3月期は、社会 のニューノーマル対応が進んだ ことから、多くの制約を受けて きた対面型サービス等で一定程 度の回復が見られたものの、緊 急事態宣言やまん延防止等重点 措置の適用によって経済活動は 大きく制限を受けた。2020 年からスタートした中期経営計 画の2カ年目では、多様な顧客 層へのアプローチを図った。具 体的には、従前から実施してい るイベントでの肌チェックやサ ンプリング等の対面での集客活 動に加え、SNSや美容情報サ イト等のWEBを利用した非対 面での集客活動も積極的に取り 入れた。その結果、新規顧客の 来店数は前期比35.4%増とな り、WEB経由の新規来店数も 増加した。
また、シーボンでは、202 1年9月に新領域の事業とし て、結婚相談所「シーボン マ リアージュサロン」を開設。こ れまで培ってきたノウハウを活 かし、既存・新規顧客のライフ ステージに関わる分野の開拓を 進める狙いだ。
アイビー化粧品の2022年 3月期は増収増益となった。コ ロナ禍の中、リアルでの営業活 動が停滞していたが、第5波以 降は一時的に落ち着き、対面販 売活動も活性化したほか、販売 員の研修や動員に回復の兆しお がみられた。理念教育、販売教 育の基礎教育研修開催数は増加 し、 販売組織の営業活動の活性 化につながった。主力のスキン ケアでは、新スキンケアシリー ズ「アイビーコスモスⅡ」を2 021年9月に発売。このうち、 シワ改善医薬部外品「アイビー コスモス Ⅱ ナイトリンクル ガード」は、年間通してセット 換算で10万5000セット超を 出荷。また、美容液の販売強化 にも力を入れた結果、スキンケ ア全体の売上高は前期比43.2 %増と大幅な回復がみられた。 25億5400万円となった。2 023年3月期については、新 育毛剤「ステムシグナル」を発 売する一方、大型商材の投入が ないことから、大幅な回復は見 込んでいない。
このほか、ヤクルト本社では、 化粧品事業が売上高が前期比3 .7%減となった一方で、全体 では好調に推移した。国内では、 「ヤクルト1000」の全国展 開や、「Y1000」の新発売 がSNSや口コミで評判を呼ん だ。コロナ禍で心と体の健康を 気にする人が増えたことが、こ れらの商品の機能性が需要にマ ッチした。
シーボンの2022年3月期 は、コロナ禍で大きく落ち込ん だ前期から概ね横ばいで推移し た。2022年3月期は、社会 のニューノーマル対応が進んだ ことから、多くの制約を受けて きた対面型サービス等で一定程 度の回復が見られたものの、緊 急事態宣言やまん延防止等重点 措置の適用によって経済活動は 大きく制限を受けた。2020 年からスタートした中期経営計 画の2カ年目では、多様な顧客 層へのアプローチを図った。具 体的には、従前から実施してい るイベントでの肌チェックやサ ンプリング等の対面での集客活 動に加え、SNSや美容情報サ イト等のWEBを利用した非対 面での集客活動も積極的に取り 入れた。その結果、新規顧客の 来店数は前期比35.4%増とな り、WEB経由の新規来店数も 増加した。
また、シーボンでは、202 1年9月に新領域の事業とし て、結婚相談所「シーボン マ リアージュサロン」を開設。こ れまで培ってきたノウハウを活 かし、既存・新規顧客のライフ ステージに関わる分野の開拓を 進める狙いだ。
アイビー化粧品の2022年 3月期は増収増益となった。コ ロナ禍の中、リアルでの営業活 動が停滞していたが、第5波以 降は一時的に落ち着き、対面販 売活動も活性化したほか、販売 員の研修や動員に回復の兆しお がみられた。理念教育、販売教 育の基礎教育研修開催数は増加 し、 販売組織の営業活動の活性 化につながった。主力のスキン ケアでは、新スキンケアシリー ズ「アイビーコスモスⅡ」を2 021年9月に発売。このうち、 シワ改善医薬部外品「アイビー コスモス Ⅱ ナイトリンクル ガード」は、年間通してセット 換算で10万5000セット超を 出荷。また、美容液の販売強化 にも力を入れた結果、スキンケ ア全体の売上高は前期比43.2 %増と大幅な回復がみられた。 25億5400万円となった。2 023年3月期については、新 育毛剤「ステムシグナル」を発 売する一方、大型商材の投入が ないことから、大幅な回復は見 込んでいない。
このほか、ヤクルト本社では、 化粧品事業が売上高が前期比3 .7%減となった一方で、全体 では好調に推移した。国内では、 「ヤクルト1000」の全国展 開や、「Y1000」の新発売 がSNSや口コミで評判を呼ん だ。コロナ禍で心と体の健康を 気にする人が増えたことが、こ れらの商品の機能性が需要にマ ッチした。