変化する化粧品のあり方
1面で報じているように、化
粧品分野でもジェンダーレス、
エイジレスといったコンセプト
で商品・サービスを開発する動
きがみられる。それらの取組み
の中で、1つのキーワードにな
るのは「シワ改善」だ。女性ニ
ーズが多いことは従前から知ら
れているが、性別や年代を問わ
ず、シワをケアしたいと考える
人が増えている。コロナ禍でマ
スク着用生活が定着した結果、
スキンケア製品では目元のシワ
改善を謳ったアイテムへの注目
が急速に集まっている。
シワ対応アイテムは、ポーラ の「リンクルショット メディ カルセラム」を先駆けにヒット が相次いでいるが、コロナ禍で その動きが顕著になっている。 ナリス化粧品では、 「シワ改善」 を訴求したアイテムを各ブラン ドから相次いで投入して新規・ 既存ユーザーへの訴求を強めて いる。2月10日に販売を開始し た「ネイチャーコンク薬用リン クルケアジェルクリーム」は、 1品で乳液、美容液、クリーム、 アイクリームと4役をこなし、 薬用美白とシワ改善(シワ改善 有効成分としてナイアシンアミ ドを配合)をケアする多機能ク リーム。発売から半年で計画比 126%と好調な実績を示して おり、9月10日からは販売チャ ネルを拡大して需要掘り起こし を図っている。また、10月21日 には、目元のシワを改善する薬 用アイクリーム「ディアーゼ リンクル ディープフォーカス アイクリーム」を発売。マス ク着用時に目立ちやすい目元の 悩みをケアする、同社初の医薬 部外品のシワ改善アイクリーム として訴求している。
シーボンは、最高峰エイジン グケ アシリーズ「シーボンAC 4」をリブランディングし、 「シーボンAC」シリーズとし て刷新した。シワ改善、美白ケ アを訴求した化粧水、美容液、 クリームをラインナップした。 アイビー化粧品も、10月に基幹 ブランド「アイビーコスモス」 をリニューアル、「アイビーコ スモスⅡ」として発売し、シワ 改善アイテムとして「ナイトリ ンクルガード」を新たにライン ナップした。創業45周年の節目 の年に基幹ブランドを刷新する とともに、需要が多いシワ改善 アイテムを加えて訴求力を高め た。このほか、ポーラは、「リ ンクルショット メディカルセ ラム」のリニューアル1周年企 画として、容量1.5倍のグラン ドサイズを来年1月に数量限定 で発売する。同アイテムは、20 17年の発売以降、国内外で3 00億円以上を販売している。
化粧品分野は長年にわたって 女性用、男性用とカテゴライズ されてきた。肌質の違いといっ た要因のほか、「化粧は女性が するもの」という社会的な観念 があったからだ。コロナ禍でラ イフスタイルや価値観が大幅に 変化、多様化する中、化粧品の あり方もまた、変化が求められ ているのかもしれない。
シワ対応アイテムは、ポーラ の「リンクルショット メディ カルセラム」を先駆けにヒット が相次いでいるが、コロナ禍で その動きが顕著になっている。 ナリス化粧品では、 「シワ改善」 を訴求したアイテムを各ブラン ドから相次いで投入して新規・ 既存ユーザーへの訴求を強めて いる。2月10日に販売を開始し た「ネイチャーコンク薬用リン クルケアジェルクリーム」は、 1品で乳液、美容液、クリーム、 アイクリームと4役をこなし、 薬用美白とシワ改善(シワ改善 有効成分としてナイアシンアミ ドを配合)をケアする多機能ク リーム。発売から半年で計画比 126%と好調な実績を示して おり、9月10日からは販売チャ ネルを拡大して需要掘り起こし を図っている。また、10月21日 には、目元のシワを改善する薬 用アイクリーム「ディアーゼ リンクル ディープフォーカス アイクリーム」を発売。マス ク着用時に目立ちやすい目元の 悩みをケアする、同社初の医薬 部外品のシワ改善アイクリーム として訴求している。
シーボンは、最高峰エイジン グケ アシリーズ「シーボンAC 4」をリブランディングし、 「シーボンAC」シリーズとし て刷新した。シワ改善、美白ケ アを訴求した化粧水、美容液、 クリームをラインナップした。 アイビー化粧品も、10月に基幹 ブランド「アイビーコスモス」 をリニューアル、「アイビーコ スモスⅡ」として発売し、シワ 改善アイテムとして「ナイトリ ンクルガード」を新たにライン ナップした。創業45周年の節目 の年に基幹ブランドを刷新する とともに、需要が多いシワ改善 アイテムを加えて訴求力を高め た。このほか、ポーラは、「リ ンクルショット メディカルセ ラム」のリニューアル1周年企 画として、容量1.5倍のグラン ドサイズを来年1月に数量限定 で発売する。同アイテムは、20 17年の発売以降、国内外で3 00億円以上を販売している。
化粧品分野は長年にわたって 女性用、男性用とカテゴライズ されてきた。肌質の違いといっ た要因のほか、「化粧は女性が するもの」という社会的な観念 があったからだ。コロナ禍でラ イフスタイルや価値観が大幅に 変化、多様化する中、化粧品の あり方もまた、変化が求められ ているのかもしれない。