コロナ後見据えた商品開発こそ
ニューノーマル対応の生活様
式における変化の1つに、日常
的なマスク着用が挙げられる。
行動の変化は消費者の購買行動
にも影響を及ぼしており、ダイ
レクトセリング化粧品市場では
昨年から、マスク対応のスキン
ケア、メークアイテムの開発が
相次いでいる。少なくとも、し
ばらくは同様のトレンドが続く
とみられ、夏に向けて不快度が
増すマスク生活をさまざまなア
プローチでサポートする動きが
目立っている。
長引くマスク生活で、女性が メークで重視する部分は大きく 変わった。以前は目元やチーク、 リップとそれぞれに需要があっ たが、マスク生活で顔の下半分 が隠れる機会が増えたことで、 目元重視のトレンドが続いてい る。ナリス化粧品が今年2月に 投入したメークブランド「ヴィ ータ」は、コロナ禍の中で開発 されたこともあって、目元など を引き立てるラインナップを揃 えるとともに、手軽に利用でき るフェースタイプチェック、オ ンラインバーチャルテスターな ど新しい取り組みを取り入れて いるのが特徴だ。外出自粛等で 気分が沈みがちな女性に、メー クを通して〝前向きな気持にな れる〟というメッセージを込め た。手軽に新しいメークにチャ レンジできる「フェースタイプ チェック」も同時に展開し、髪 の生え際~眉間、口角の高さ、 目の横幅といった個性に合わせ てマッチするメークを提案す る。また、PCやスマートフォ ンを使って新しいメークにチャ レンジできる「バーチャルメー ク」も提供しており、さまざま な事情で外出が難しい女性に提 案している。
ワミレスコスメティックスが 今春から本格的に販売している 微粒子ブロックミスト「イオン シ ールド ミスト」は、社独 自のカチオン化技術を応用した イオン成分が採用されており、 プラスのミストが顔や髪を包み 込みながら透明なイオンシール ドを形成することで、大気中の 花粉やウイルスといった微粒子 が目や鼻、口から侵入するのを 防ぐ。化粧品ではないが、化粧 品レベルの処方設計によって安 全性を確保している。抗菌成分 による抗菌・防臭性能(清潔性) や、メガネの曇りを抑える処方 など、快適性にもこだわった。 梅雨や夏の時期は、とかく汗や 皮脂などでニオイが気になる が、同アイテムは自社蒸留設備 を用いて素材の香りを閉じ込め た芳香蒸留水を採用しており、 香りに敏感な人でも安心して使 える自然な香りだ。また、防臭 効果のある柿タンニン、茶カテ キンも配合しており、菌の発生 や口臭など気になるニオイを抑 え、清潔に保つことができる。
コロナ禍がいつ収束するのか 見通すことは難しいが、コロナ 禍で変化した消費者の意識は収 束後も購買行動に影響を残すと みられる。アフターコロナを見 据えた商品開発が求められる。
長引くマスク生活で、女性が メークで重視する部分は大きく 変わった。以前は目元やチーク、 リップとそれぞれに需要があっ たが、マスク生活で顔の下半分 が隠れる機会が増えたことで、 目元重視のトレンドが続いてい る。ナリス化粧品が今年2月に 投入したメークブランド「ヴィ ータ」は、コロナ禍の中で開発 されたこともあって、目元など を引き立てるラインナップを揃 えるとともに、手軽に利用でき るフェースタイプチェック、オ ンラインバーチャルテスターな ど新しい取り組みを取り入れて いるのが特徴だ。外出自粛等で 気分が沈みがちな女性に、メー クを通して〝前向きな気持にな れる〟というメッセージを込め た。手軽に新しいメークにチャ レンジできる「フェースタイプ チェック」も同時に展開し、髪 の生え際~眉間、口角の高さ、 目の横幅といった個性に合わせ てマッチするメークを提案す る。また、PCやスマートフォ ンを使って新しいメークにチャ レンジできる「バーチャルメー ク」も提供しており、さまざま な事情で外出が難しい女性に提 案している。
ワミレスコスメティックスが 今春から本格的に販売している 微粒子ブロックミスト「イオン シ ールド ミスト」は、社独 自のカチオン化技術を応用した イオン成分が採用されており、 プラスのミストが顔や髪を包み 込みながら透明なイオンシール ドを形成することで、大気中の 花粉やウイルスといった微粒子 が目や鼻、口から侵入するのを 防ぐ。化粧品ではないが、化粧 品レベルの処方設計によって安 全性を確保している。抗菌成分 による抗菌・防臭性能(清潔性) や、メガネの曇りを抑える処方 など、快適性にもこだわった。 梅雨や夏の時期は、とかく汗や 皮脂などでニオイが気になる が、同アイテムは自社蒸留設備 を用いて素材の香りを閉じ込め た芳香蒸留水を採用しており、 香りに敏感な人でも安心して使 える自然な香りだ。また、防臭 効果のある柿タンニン、茶カテ キンも配合しており、菌の発生 や口臭など気になるニオイを抑 え、清潔に保つことができる。
コロナ禍がいつ収束するのか 見通すことは難しいが、コロナ 禍で変化した消費者の意識は収 束後も購買行動に影響を残すと みられる。アフターコロナを見 据えた商品開発が求められる。