アシュラン 鹿児島県出水市で新規事業開始

出水ヘルスウォータ
グァバ茶ペットボトルの製造販売



▲「出水ヘルスウォータ」の矢原芳孝社長

▲昨年完成したばかりの「出水ヘルスウォータ」の社屋
 アシュラン(本社・福岡県大野城市、東孝昭社長)は、化粧品事業を中心に、グループで事業領域の拡大を進めてきた。本社のある大野城市には、ハイグレードな施設とサービスを提供する施設「グランドエンパイアホテル」を運営し、宿泊利用だけでなく、プロスポーツチームの遠征、会議、婚礼などさまざまな目的で利用されている。また、東社長の出身地である鹿児島県出水市では、「出水酒造」での焼酎づくり、宿泊施設「ホテル泉國邸」の運営、「出水農産」でのさまざまな作物の栽培を手がけ、地域の産業活性化・雇用創出に寄与している。そしてこのほど、新たな事業としてグァバ茶ペットボトルの製造・販売に乗り出し、2024年10月に「出水ヘルスウォータ株式会社」(本社・鹿児島県出水市、矢原芳孝社長)を設立した。出水酒造やホテル泉國邸と近隣の立地に本社社屋および工場を新たに建設し、グァバ茶の製造・販売をスタート。現在、テスト販売を行っており、準備が整い次第、多様な販売チャネルでの流通を予定している。
 グァバ茶ペットボトルの原料となるグァバ葉は、アシュラングループの傘下にある出水農産(鹿児島県出水市)で生産されている茶葉を使用している。出水農産ではもともと、グァバ茶を茶葉の状態で販売していた。そこに、良質な水が湧き出る出水市の特色を活かし、ペットボトルとして製造・販売していくことを決定した。グァバ茶ペットボトルの製造に用いられている水は、地下200メートルから汲み上げた天然水で、出水酒造で生産される焼酎「出水に舞姫」など、各製品でも使用されている。pH8.2、アルカリ性で素材の味を一層引き出すとされる天然水は、出水酒造の敷地内で「出水酒造の仕込み水」として無料提供しており、容器を持参すれば誰でも持ち帰ることができ、近隣住民の利用も多い。なお、出水の天然水についても、ミネラルウォーターのペットボトルとして一般販売していく。
 グァバ茶にはグァバ葉ポリフェノールが含まれており、血糖値やコレステロール値が気になる人、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状が気になる人など、幅広いニーズがある。現在、日本国内では特定保健用食品や機能性表示食品として流通しているグァバ茶飲料があるが、このグァバ茶ペットボトルも、将来的には機能性表示食品としての届出を視野に入れている。

(続きは2025年4月3日号参照)