ハイブランドの陥穽°鼡ォのポーラ・商品戦略を読む B

シワ改善の「リンクルショット」
ヒット再び♀待も競争激化



▲独自の「2剤方式」で機能性を訴求する
「リンクルショット メディカルセラム デュオ」
 ポーラが1月1日に発売した「リンクルショット メディカル セラム デュオ」(税別1万8000円)は、発売から5日間で約1万個(=上代価格で約1億8000万円)を販売したという。同アイテムの年間販売目標は27億円で、発売5日間で約6・6%を達成したことになる。
 「リンクルショット」と言えば、2017年1月に発売したシワ改善の薬用化粧品「リンクルショット メディカルセラム」がブランドのメーンアイテムで、国内初のシワ改善♂サ粧品として注目を集めた(2021年にリニューアル)。ちなみに、同アイテムは発売1カ月で約25万個、約36億円を売り上げた。これまでの累計販売数は約4509万本、約573億円を達成しており、文字通り大ヒットを飛ばしてその後の化粧品市場でシワ改善ブーム≠フ発端となったアイテムでもある。それに比べると、「―デュオ」は、出だしは好調と言えるものの、「メディカルセラム」ほどの勢いはなく、売り上げ目標も過去の勢いを踏まえると抑え気味だ。
 初代「リンクルショット」を扱っていた元スタッフは、「発売当時は、文字通り休む暇もないくらいに注文が殺到した」と振り返る。また、昨年ポーラの販売員を引退した70代の女性も、「長年のお付き合いのあるお客様だけでなく、お客様のお知り合いからも『リンクルショット』が欲しいという声をいただくくらい、話題があった」としている。2010年代のポーラは、最高峰ブランド「B.A」のリニューアルの成功に続いて、ブランドロゴの刷新、委託販売員の名称変更(ポーラレディからビューティーディレクターへ)といった目新しい施策を次々と打ち出した。  

(続きは2025年1月23日号参照)