連結売上、２％増の６３８億円
セルフ市場での好調がけん引

　ノエビアホールディングス（本社・神戸市中央区、大倉俊社長）の２０２４年９月期は、連結ベース売上高が前年同期比２.０％増の６３８億２３００万円となった。化粧品事業において、「なめらか本舗」などのセルフ化粧品部門が好調だった。訪販等で展開するカウンセリング化粧品は高価格アイテムが堅調に推移した。
　損益面は、売上原価率が前期比０.４ポイント上昇の32.3％、販管費率が同０.７％低下の49.7％となった結果、営業利益は同３.６％増の１１４億２３００万円、経常利益は同２.６％増の１１５億９４００万円、当期利益は同３.９％増の79億７０００万円と、３期連続の増収増益となった。セグメント別にみると、主力の化粧品事業は売上高が同３.３％増の４９７億６１００万円、セグメント利益が同３.０％増の１２２億２６００万円となり、総売上に占める割合は78.0％となった。カウンセリング化粧品では、最高級ブランドとして展開している「スペチアーレ」シリーズの「スペチアーレ　薬用クリーム」（税込11万円）をはじめとする高価格帯が堅調に推移し、売上を押し上げた。