サラダマスター・親会社CEOが会見
CEO
日本モデル$V規海外市場に広げる
生産・製造能力に投資、吸収合併も
高級調理器具「サラダマスター」をダイレクトセリングで販売する米サラダマスター社の親会社であるリーガルウェア(米ウィスコンシン州)のライアン・リーガル取締役会長兼CEOは10月14日、都内で開いた業界紙・誌向けのラウンドテーブルで、料理デモ等が行える直営施設を設けた日本モデル≠海外の新規市場に広げていく考えを示した。米本国では生産・製造能力アップのための投資を進め、吸収合併も視野に入れる。出席したリーガルCEO、テリー・ホワイトAPAC・環太平洋北東アジア責任者、サラダマスタージャパン(東京都港区)の剛力英樹社長の会見内容、質疑応答の要旨は以下の通り。
◇
ライアン・リーガルCEO(以下ラ)「このたび『キッチンスタジオ』を開設した。(26年に)80周年を迎える弊社が、このような形で市場に入っていくことは初めて。ディーラー(※1)のサポートとお客様に提供するサービスの基盤になる。グローバルの成長においても鍵になると考えている。
日本には、数十年に渡って取引する代理店の方々がおり、どのようなことが日本の市場を成長させるために必要か、よく理解していらっしゃる(※2)。これからの目標の一つは、5年間でディーラーを200社に増やすこと。将来的に日本が米国と同規模の市場に成長すると信じている」
――海外の進出国とディーラーの数は。
ラ「?カ国以上に400社以上のディーラーがいる」
――売上額は。
ラ「プライベートカンパニーのため財務の詳しい数字は公開していない。グローバル規模で2億5000万ドルのセールスがあることは言える」
――売上上位の国は。
ラ「大きい市場は米国およびカナダで構成する北米。これに続くのが韓国、オーストラリア、英国、フィリピンになる」
――各市場の販売状況は。
ラ「コロナ禍では多くの学びがあった。例えば、お客様にどのように接していくか。物理的に接することなく、どのような形でお客様に提案できるかを考える機会になった。
『キッチンスタジオ』で行う(料理デモの)クッキングショーは世界にライブ配信できる。バーチャルな形でプレゼンスを発揮できる。言うまでもなく、物理的な接点をもつことは大切。一方で、いかに接点を増やしていくかを考えていく必要がある。
(続きは2024年11月14日号参照)