美顔器ブーム≠ェ再燃 

「おうち美容」が追い風に タイパ・コスパのトレンドも


  コロナ禍では、サロン等の店舗への来店が減少した一方で、外出せずに自宅で手軽にケアができるおうち美容≠フ需要が高まった。 そのトレンドは現在も続いており、消費者の価値観多様化を追い風に、各社が新たなおうち美容<Aイテムを展開している。

 

高リピートで販路拡大へ


   サプリメントや化粧品等の製造・卸を手掛けるドクターセラム(本社・東京都渋谷区、吉川育矢社長)が昨年から展開しているマイクロカレント&イオン導入不織布マスク「セラムヴィーナスカレント」 (コントローラー・税込9900円)、専用マスク5枚入り・同9900円)は、発売以降、エステティックサロンやリラクゼーションサロン、さらには整骨院など幅広いマーケットで取り扱いが広がっている。 ポイントは、機能性と手軽さにある。
 「セラムヴィーナスカレント」は、心電図などを手掛ける中国の医療機器メーカーとの共同開発で誕生。「マイクロカレント」「イオン導入」「EMS」を同時に使える美容マスクで、最大の特徴は、不織布マスクに電子基板をプリントした点にある。
(続きは2024年10月3日号参照)

23年ぶりの新ブランド


  ナリス化粧品(本社・大阪市福島区、村岡弘義社長)は、“おうち美容”の先駆けの1社。2001年から、パーソナル美顔器の「メガビューティ」を発売し、リニューアルを重ねて進化し、 累計販売台数は85万台を超える。10月21日に発売する「ルミエ」(税込5万5000円)は、「メガビューティ」の機能を超え、機器の研究開発に加え、 同社が運営するエステティックサロン「ルミエ・パリ」の技術を搭載。角質除去と高浸透のスキンケアと、ほぐし・HOT・2種のEMSを使用したリフトケアを1台で叶える。パーソナル美顔器の新ブランド投入は、 23年ぶりとなる。
(続きは2024年10月3日号参照)