アムウェイが自主規制改定
同意手続き、愛用向けとABO向けに区別新規入会
愛用限定は変わらず、最低20日ルール#p止
特定商取引法による行政処分を契機として、昨年4月、連鎖販売取引事業の勧誘および会員登録手続きの自主規制を大きく見直していた日本アムウェイ (本社・東京都渋谷区、イリーナ・メンシコヴァ社長)は、9月1日に自主規制の一部改定を実施、同日より運用を始めた。 会員から説明を受けることに被勧誘者より事前の同意を取得するプロセスを2パターンに分離。製品や愛用会員登録を勧めるケースと、 連鎖販売事業やビジネス会員登録を勧めるケースに分けて、それぞれのケースに応じた同意事項に同意を求める。 新規登録の形式を愛用会員に限定する自主規制は継続する一方、愛用会員がビジネス会員に移行する際、 登録から最低20日以上を経過していることを求めるルールは廃止した。
「目的明示を徹底」
改定した自主規制は「アムウェイ登録制度」。事前同意を得る手続きは、「アムウェイご紹介カード(以下カード)」と呼ぶデジタル形式のWEBフォームを使用。
会員は、同社WEBサイトのマイアカウントから「カード」のシェアリンクをSNS、メールなどで被勧誘者に送信。リンクから「カード」にアクセスした被勧誘者に、 自身の氏名を入力してもらうとともに、説明を受けることや説明事項に関する同意欄にチェックをもらう。チェック結果は会員と会社に送信され、 事前の同意を得たことの確認・記録となる。
(続きは2024年9月26日号参照)