トップインタビュー イオスコーポレーション 石川 雄志 代表

 

新規投入の化粧品、プロテイン好調 一般向けの製品提案、下半期より本格化


    イオスコーポレーション(本社・東京都港区、石川雄志代表)が成長路線を維持している。昨年の売上高は19%増。主力であるハーブティーの着実な伸長に加えて、新たに投入した化粧品ライン、プロテイン製品の好調が寄与した。耐久財2製品は特別価格による販売や独自ポイントの付与を開始。今後は一般市場をターゲットとした製品の提案、強化を進める。石川代表に話を聞いた。
(インタビュー実施日は8月19日)

「アロマシア」累計売上4.5億


――2023年12月期の売上は前期比で19%増の35億1000万円だった。増収の要因は。
 「新商品の後押しがあったことが一番大きい。特に、昨年2月に始めた(スキンケア・ヘアケアラインの)『アロマシア』が貢献した」

――発売後の「アロマシア」の売れ行きは。
 「累計売上は約4億5000万円に達している(8月末時点)」

――好調の理由は。
 「健康意識の高い方は40歳代〜60歳代が中心。いわゆるシニア層に多く、当社の顧客と重なる。それに比べると、20歳代〜30歳代の方の意識は高いとは言えず、この層に対するアプローチが弱かった。  しかし、『アロマシア』の浸透を通じて、女性を中心に新しい会員層が生まれ始めた。『アロマシア』を入口に、主力製品の『ジェイソン・ウィンターズ・ティー(以下JWT)』や『ジェイソン・ウィンターズ・バイオプラス』を知ってもらう機会も増えている」

――身体作りや栄養摂取のサポートを目的とした「Natra(ナトラ)」ブランドを昨年10月に立ち上げ、プロテイン製品を投入した。
 「期待以上の売れ行きで、大変好調。これまでに約1億円を売り上げた(8月末時点)。今年の売上のプラス要因となっている。  加齢にともない筋肉は徐々に落ちていく。筋肉を支えるタンパク質の摂取が大切であることを伝えてきた。原料は大豆プロテインとグラスフェッドWPI(※1)を理想的な比率で配合した」

(続きは2024年9月19日号参照)