トップインタビュー ライフウェーブ 吉田英之 マネージングディレクター
23年度も増収、国別売上は2位 更なる成長へ4つの戦略≠推進
身体のツボ等に貼る健康パッチをバイナリー型の複合プランで販売するライフウェーブ(所在地・東京都新宿区)が成長を続けている。 19年の開業後、連続増収を達成。現在は、より長期的な観点から更なる売上の拡大を目指して、顧客体験の向上と表彰体制の整備を図り、 セミナーやラリー等のイベントを積極的に行っていく。昨年8月よりマネージングディレクターを務める吉田英之氏に話を聞いた。
(インタビュー実施日は6月5日)
新規登録は安定 会員数、売上に比例
――23年度の売上状況を伺いたい。
「売上は公表しておらず、具体的な数字をお伝えできない」
――新規登録数とアクティブ会員数は。
「やはり非公表だが、新規は安定していると言える状況。アクティブは、製品を自身で購入していると定義した場合、売上の動きに比例している」
――19年に開業した。その後の売上の推移は。
「非常に安定した成長を継続している。23年度も増収だった」
――グローバルの売上は。
「(米MLM業界メディアの)ダイレクトセリングニュース(以下DSN)が公表している『グローバル100リスト』の24年度版で、(売上ランキングの)32位にランクインした。ここに掲載されている(23年度の)総売上は3億6900万ドル(※1)」
――増減率は。
「パーセンテージは非公表。一方で、DSNが(20〜23年度に)4年連続で成長した『エリート企業』のリストをまとめている。ここに上げられた22社の中の1社に、ライフウェーブが選ばれている。4年連続の売上増は事実」
――国別売上は。
「トップは本社があるアメリカで、2位が日本、3位が台湾。日本は3位以下の国を大きく引き離している。アメリカと日本がグループの成長をけん引している」
アスリート支援のあり方を検討
――ほかに、APACリージョンで成長がみられる国は。
「今年1月にオープンしたばかりだが、韓国が非常に好調」
――製品の主力は。
「『X39(エックスサーティナイン)』と、2年前に発売した『X49(エックスフォーティナイン)』の2つ。他は『Yエイジ』シリーズの人気も高い」
――般医療機器として届け出て、コリの緩解などが認められている。他の認証等を申請する予定は。
「今のところない」
――新製品の計画は。
「それもない。研究開発は創業者の手で進められてきた。日本からリクエストを行うつもりはない」
――ユーザーの中にアスリートが少なくない。会社としてスポンサードしているケースは。
「我々から製品を提供しているアスリートの方は、プロ・アマを問わずいらっしゃる。ただし、身近な会員から製品を伝えられて使用するようになり、その会員から当社に紹介があって、サポートするパターンがほとんど。我々から協賛などを持ち掛けたことはない」
――今後は。
「現在のサポートの体制を含め、どのようなプログラムがよいのか検討しようとしているところ。私としては、製品の良さを伝えていく上で、アスリートの方の影響力に期待を寄せるようなやり方は、ビジネスとして正しいと考えていない」
顧客体験向上のため”痛点”除去
――24年度の業績目標を伺いたい。
(続きは2024年7月25日号参照)