サラダマスター 調理器具の寄贈プログラム≠推進

寄贈先は児童養護施設など42カ所に


鍋等の高級調理器具を販売するサラダマスタージャパン(所在地・東京都港区、剛力英樹社長)は、自社製品の購入者から不要となった他社製の調理器具を引き取り、検品・整備した上で、児童養護施設等に寄贈する社会貢献プログラムを推進している。当初は期間限定の取り組みとしてスタート。反響の大きさなどを受けて、恒久的政策に転換した。
 寄贈プログラムは、23年8月より開始。ソースパン、スキレットなどの同社調理器具のセットコースを注文した顧客から、不要となった他社製のステンレス調理器具を引き取る(対象となるセットコースは4種類)。不要となった調理器具の引き取りや検品、整備には、大阪を拠点とする大手ディーラー(法人代理店)の協力も得る。
  これまでに引き取った調理器具の累計数は181セット。このうち、検品で使用が可能と判断し、メンテナンスを行ったセットを、計42カ所におよぶ児童養護施設やこども食堂に寄贈してきた。実際に寄贈を行うにあたっては、大阪を拠点に児童養護施設の活動支援、子ども食堂の運営を行う公益社団法人の仲介を得た。
 プログラムは、当初は期間限定の試みとしてスタート。が、反響の大きさに加えて「寄贈先の施設の方に非常に喜んでいただけた」(同社)ことから、継続を決めた。

(続きは2024年7月18日号参照)