トップインタビュー ハーモニーグリーン 藤原 宏輔
有機アロエベラジュースを主力にMLMを展開するハーモニーグリーン(本社・東京都千代田区)が健康食品の売上構成比を高めている。
アロエベラに含まれる糖鎖栄養素に着目して、パウダータイプの製品を投入。新たな客層にリーチすることで、売れ行きを伸ばしている。
昨年、主力ラインを刷新した化粧品は、基礎的な知識・スキルを習得してもらう研修制度を開始する。代表の藤原宏輔氏に話を聞いた。
(インタビュー実施日は5月9日)
――会社の創業の経緯を伺いたい。
「設立は95年。創業者の一人で、会長の梶(弘幸氏)の夢から始まった。子どもの頃から、怪我をした箇所にアロエベラを塗ったりと、アロエベラが日常生活の一部だったと聞いている。
学生時代からボクシングを始め、メキシコオリンピックに帯同することになった際、現地のアロエベラ畑を見る機会があり、その光景を見て、いつかアロエベラの事業をやることを決意したと聞いている。その後、もう一人の創業者で代表を務めた和田(洋氏)とともに、この会社を立ち上げた」
――アロエベラ製品の取り扱いは。
「本格的に開始したのは2000年。創業から数年の間は、どこの産地のアロエベラをどのように商品化するかといった試行錯誤を重ねたと聞いている。原料がオーガニックであることにもこだわり、アメリカのテキサス州に自社運営のアロエベラ畑と工場を設けて、今も主力商品であるアロエベラジュースが出来た」
――今期(=24年6月期)の売上見通しを伺いたい。
「前期との比較でいうと、前年度並みを見込んでいる」
――新規登録数とアクティブベースの会員数は。
「新規登録数は横ばいだが、アクティブな会員数は増加傾向である」
――コロナ禍で、商品の売れ行きに変化はあったか。
「身体の抵抗力などが注目を集めた関係で、『HGプレミアパウダー』が伸びた。健康のために必要な様々な栄養素を配合した食品として、19年に発売していた」
――今期のフィールドの活動状況は。
「長く続いたコロナの影響によって、外に出て活動することへの意欲が薄れていた会員の間に、年度の後半あたりから、地域によって差はあるものの、以前のようなリアルの行動が徐々に見られはじめている。今期を”リハビリ期間”と見なした場合、リアルの行動が具体的な数字として表れてくるのは来期(=25年6月期)になるだろう」
――会員の主要な年齢層は。
「60歳代が中心。リーダーと呼ばれる立場の会員も、同じくらいの年代が多い。一方で、ここ最近は多少の若返りもみられる。活動を20年以上続けてきた会員が落ち着いてくる中で、若い人の活動が少しずつ増えてきている。代表が先代から私に替わった際、世代交代がキーワードとなった。会員の間にも、次の世代へ繋ぐという意識の高まりを感じる」
――商品の売上構成比は。
「半分以上がアロエベラジュース。これに『HGプレミアパウダー』を含めた健康食品系の構成比が、拡大傾向にある。化粧品は1割から2割」
――拡大の理由は。
(続きは2024年7月4日号参照)
(インタビュー実施日は5月9日)
米テキサス州で畑と工場、自社運営
――会社の創業の経緯を伺いたい。
「設立は95年。創業者の一人で、会長の梶(弘幸氏)の夢から始まった。子どもの頃から、怪我をした箇所にアロエベラを塗ったりと、アロエベラが日常生活の一部だったと聞いている。
学生時代からボクシングを始め、メキシコオリンピックに帯同することになった際、現地のアロエベラ畑を見る機会があり、その光景を見て、いつかアロエベラの事業をやることを決意したと聞いている。その後、もう一人の創業者で代表を務めた和田(洋氏)とともに、この会社を立ち上げた」
――アロエベラ製品の取り扱いは。
「本格的に開始したのは2000年。創業から数年の間は、どこの産地のアロエベラをどのように商品化するかといった試行錯誤を重ねたと聞いている。原料がオーガニックであることにもこだわり、アメリカのテキサス州に自社運営のアロエベラ畑と工場を設けて、今も主力商品であるアロエベラジュースが出来た」
――今期(=24年6月期)の売上見通しを伺いたい。
「前期との比較でいうと、前年度並みを見込んでいる」
――新規登録数とアクティブベースの会員数は。
「新規登録数は横ばいだが、アクティブな会員数は増加傾向である」
会員は60代中心 若返りの傾向も
――コロナ禍で、商品の売れ行きに変化はあったか。
「身体の抵抗力などが注目を集めた関係で、『HGプレミアパウダー』が伸びた。健康のために必要な様々な栄養素を配合した食品として、19年に発売していた」
――今期のフィールドの活動状況は。
「長く続いたコロナの影響によって、外に出て活動することへの意欲が薄れていた会員の間に、年度の後半あたりから、地域によって差はあるものの、以前のようなリアルの行動が徐々に見られはじめている。今期を”リハビリ期間”と見なした場合、リアルの行動が具体的な数字として表れてくるのは来期(=25年6月期)になるだろう」
――会員の主要な年齢層は。
「60歳代が中心。リーダーと呼ばれる立場の会員も、同じくらいの年代が多い。一方で、ここ最近は多少の若返りもみられる。活動を20年以上続けてきた会員が落ち着いてくる中で、若い人の活動が少しずつ増えてきている。代表が先代から私に替わった際、世代交代がキーワードとなった。会員の間にも、次の世代へ繋ぐという意識の高まりを感じる」
「飲むことが習慣化」値上後も購入継続
――商品の売上構成比は。
「半分以上がアロエベラジュース。これに『HGプレミアパウダー』を含めた健康食品系の構成比が、拡大傾向にある。化粧品は1割から2割」
――拡大の理由は。
(続きは2024年7月4日号参照)