訪粧協第51回定時総会を開催

会員減背景に会費見直し


 訪販化粧品工業協会(事務局・東京都港区、西方和博会長)は6月19日、東京・九段北のアルカディア市ヶ谷で第51回定時総会を開催した。
 総会は出席19、委任状出席16で成立。冒頭、西方会長は昨今の業界環境に触れ、「コンプラインスやリテラシーなどが企業に求められる中、協会としては講習会や行政動向の情報などをタイムリーに提供していく」と述べた。また、コロナ禍を通してオンラインを中心に多種多様なサービスが展開されるようになった現在、「オンラインとオフラインの融合による新たな体験が、ビジネスの魅力を生み出す」としたうえで、「人と人のつながり、対面販売でしかできない価値の提供、伝統を守りながら柔軟に時代に対応していくことが求められている」と、今後のダイレクトセリングのあり方について言及した。
 事業報告では、消費者相談研究会において、17社24人が参加してほぼ隔月ごとに開催し、特商法およびその他の法令勉強会、相談事例研究、消費者問題等について情報交換を行った。また、外部講師によるオンラインセミナーも実施した。訪問販売員教育指導者資格講座では、2023年度は93人が受講し、このうち43人が合格した。同協会の通算合格者は2331人で、訪販協全体の50.4%を占めた。会員動向は、会員数42社で、退会1社となった。


(続きは2024年7月4日号参照)