トップインタビュー フォーライフリサーチジャパン狩野 元滋 支社長

会社名、再び「フォーライフリサーチ」に
「トランスファーファクター」改めて製品戦略の主軸に


▲フォーライフリサーチジャパン
狩野 元滋 支社長

 昨年、MLM事業のリブランディングに着手していたフォーライフリサーチジャパン(所在地・東京都渋谷区)が事業の仕切り直しを図る。新ブランドである「インヴァーニ」を冠していた社名を以前のフォーライフリサーチに戻すとともに、主力サプリメント「トランスファーファクター」シリーズに改めて焦点を当てていく。前期の状況や今後の計画、見通しを狩野元滋支社長に聞いた。
(インタビューは5月15日実施、インタビュー時点の社名はインヴァーニジャパン)


23年売上前年並み


  ――23年12月期の実績を伺いたい。売上高は。
 「具体的な数値は公表していないが、前年(=22年12月期)と比較した場合、ほぼ変わらなかった」

――新規登録とアクティブベースの会員数は。
 「売上と同様、どちらも大きな変化はなかった」

――今年1月以降の売上の推移は。
 「現時点で、昨年とほぼ変わらない」

――フィールドの状況について。ビジネスの活発なエリアは。
 「まず沖縄。顧客の数も多い。昨年、活発な動きがみられたのは福岡。その結果、今年に入って、福岡から上位のランクを達成する会員が出てきた」

――リクルートの方法は。
 「以前と変わらない。会員からセミナーの要望があれば、個別にスタッフが赴いて開いている」

――昨年1月、新たに「インヴァーニ」ブランドの製品と、同製品に紐づいた追加ボーナス制度を用意し、社名を「インヴァーニジャパン」に変更した(※)。
 「フォーライフの戦略の一つとして、現状の打開に足踏みをしている市場を新しいブランドで活性化させようという目的があった。日本として、新しい客層にアプローチしていきたいという考えもあって、ブランドチェンジを図った」

製品の違い「大きかった」


――新ブランド移行後の状況は。
 「新しい方々とご縁をいただき、新しいグループも生まれた。努力を重ねた甲斐があったと考えている。ただ、具体的な結果としての売上増といった部分に関しては、課題を残したと捉えている」

▲日本開業以来の主力である
          「トランスファーファクター」
            シリーズに改めてフォーカス

――「インヴァーニ」ブランドより、一酸化窒素の働きに着目した肌用製品を投入した。売れ行きは。
 「新規登録された方にお付き合いの感覚で購入いただいたケースが多かったと思う。売上全体のほとんどは『(主力サプリメントの)トランスファーファクター』シリーズが占めた。
 日本支社の開業は2002年。そこからずっと、会社も会員も”フォーライフ=トランスファーファクター”という価値観を共有してきた。ブランドチェンジの目的は会員に理解されていたが、製品の違いは大きかったということだと思う」

――売上の上位を占めるアイテムは。
 「売上トップ3は、『トランスファーファクター』シリーズの『トライファクター』と『プラス トライファクター』、『リオヴィーダ トライファクター』になる」

3月発売の新製品輸入数5千本に


――3月、一酸化窒素の産生にフォーカスした製品を新たに発売した。


(続きは2024年6月20日号参照)