シャルレ3月期 MLM売上1%増、営利2.1倍
衣料品は微増、化粧品11%増
シャルレ(本社・神戸市中央区、林勝哉社長)の24年3月期連結における下着等MLMの「レディースインナー等販売事業」は、主力である衣料品の復調や化粧品の伸長などを受けて、売上高(一部ボーナス支払い費用等含まず)が前期比で1.0%増の120億8300万円、セグメント利益(営業利益)が111.5%増の3億4100万円だった(グラフ参照)。増益は、物流体制の見直しや人件費など固定費の削減効果が寄与したほか、6月に実施した主要定番品の値上げで粗利高が維持された。 シャワーヘッド事業の子会社を含む全体の業績は、売上高が0・6%減の131億6800万円。損益は、営業利益が122.1%増の5億5700万円、経常利益が104.1%増の6億1500万円、純利益が6億8500万円(前期は7億4000万円の損失)。 純利益の黒字転換は、希望退職者の募集を実施した前期(23年3月期)に割増退職金などで特別損失を計上していた一方、同期は本社売却による売却益を計上した。 「レディースインナー等販売事業」のカテゴリー毎の売上は、衣料品が0.2%増の86億8300万円、化粧品が11.0%増の21億1600万円、健康食品が7.6%増の9億2900万円、その他が32.6%減の3億5500万円。
(続きは2024年6月13日号参照)