注目外資の展望・サラダマスター

「コーチ」が料理デモ、食べ比べで体感
クッキングショー、2750回を目標に


▲日本の10倍の売上規模
   という韓国の成功事例も参考に
   代理店開拓を推進
   (写真は日本法人のWEBサイト)
 高級調理器具の大手メーカーで、「サラダマスター」ブランドを世界?カ国以上で展開する米リーガルウェア。 日本でも独立系代理店を介した流通を長らく行ってきたが、このほど日本法人のサラダマスタージャパン(所在地・東京都港区、剛力英樹社長)を設立し、 独自の代理店開拓に力を入れ始めた。
 開拓の起点となる製品紹介イベント「クッキングショー」は、昨年秋頃より実施回数を増やし、今年2月〜3月は計十数回を主催した。 主な開催エリアは東京、名古屋、大阪、福岡、高知で、レンタル形式のキッチンスタジオなどを活用する。年内を目途に、 都内で自社のキッチンスタジオの開設が計画されている。「クッキングショー」以外にもポップアップイベントを各地で定期的に開く。
 「クッキングショー」は、「クッキング・コーチ」と呼ばれる販売員が、実際に調理器具を使って料理を行う実演(デモンストレーション)スタイルが中心。 同社製品のほかに、一般的なステンレス鍋やフッ素加工のフライパン、雪平鍋を使った料理を同時に進め、食べ比べてもらうことで違いを実感してもらう。 「短時間に省エネで料理をできるメリット」(剛力社長)を体感できることも、実演スタイルの長所とする。
 一方、「クッキングショー」の1回あたりの参加者数は「5人から6人が理想的」(同)として、ある程度絞る形で実施。 「そのくらいの人数のほうが『クッキング・コーチ』の対応が行き届きやすく、参加された方の満足度も高い傾向がみられる」(同)という。
 販売員になるための登録手続きと販売実績に応じた報酬の支払いは、日本法人と直接契約する法人形態の代理店である「ディーラー」が担当。

(続きは2024年5月16日号参照)