ドクターセラム エビデンスへのこだわりを訴求

=「シルクフィブロイン」と「BFSS」=
健食原料・OEM展に出展


▲ブースでは「シルクフィブロイン」の
エビデンスを訴求
 サプリメントや化粧品等の製造・卸を手掛けるドクターセラム(本社・東京都渋谷区、吉川育矢社長)は、4月24日〜25日の2日間、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催された健康関連の国際見本市「健食原料・OEM展」に出展した。展示ブースでは、主力商材「シルクフィブロイン」について、臨床研究におけるデータとともに機能性を紹介した。また、美容健康ドリンク「BFSS」を展示して訴求した。
 「セラムーシルクフィブロイン」は、糖尿病・メタボリックシンドローム対応のロングセラー健康素材。東京農業大学の長島孝行教授と共同開発した。元々はダイエットニーズに向けに訴求していたが、継続的な臨床試験によってさまざまな機能性が見出されたことから、「エビデンスに基づくサプリメント」として、メタボ対策、糖尿病対応の健康素材を求める層にもユーザーが拡大している。
▲長年にわたって展開する「BFSS」
 原料となるシルクは、制菌性、抗アレルギー性、UVカット性能、形状変化、吸脂性、無味無臭といったさまざまな機能性が注目されてきた。シルクフィブロインは、シルク繊維からセリシンを除去して純粋なフィブロインタンパクのみを特殊製法によって抽出したもので、「消化しづらい一方で、脂を多孔質が吸着・排出する」という吸脂特性に着目し、当初はダイエット対応素材として認知されていた。エビデンスの取得にも注力しており、これまでの臨床試験によって、コレステロールや中性脂肪、血糖値、HbA1cなどの改善に有用であることが分かっている。さらに、糖尿病腎症における腎機能低下抑制作用があることも明らかにされた。ナノレベルで多孔性構造という吸着特性が、腸内の毒素を便として除去する目的に適していることとして、医療関係者からも注目を集めている。



(続きは2024年5月9日号参照)