トップインタビュー ヒーリー・ワールド・ジャパン

23年売上50%増、成長速度「更にあげる」

 ヒーリー・ワールド(ドイツ)の日本法人で、昨年6月に開業したヒーリー・ワールド・ジャパン(所在地・東京都中央区、杉田隆マネージングディレクター)が成長の勢いを増している。心身の状況に調和するという周波数の発生機器をバイナリーとユニレベルの複合型プランで販売。昨年の売上高は前年比約50%増と伸ばし、今年はサブスクリプションによる周波数プログラムの追加展開を図る。杉田MDに話を聞いた。
(インタビュー実施日は3月27日)
▲ヒーリー・ワールド・ジャパン
杉田隆 マネージングディレクター

19年にNFR開始


――日本進出のきっかけを伺いたい。
 「まず、会社の共同創立者の1人であるマルクス・シュミーケの理念によるところが大きい。シュミーケはヒーリー・ワールドのオーナーであると同時に、当社の製品の開発者でもある。自ら開発した製品を世界中に届けて、健康に役立ててほしいというビジョンをもっている。
 日本人の健康意識が高く、品質へのこだわりが強いことも魅力的に映った。また、国内のMLMの市場規模は縮小しているとも言われるが、世界的に見ればまだ大きなマーケットを形成している。こういった点が、日本進出を判断する上でポイントになったと聞いている」

――昨年6月、日本で開業した。開業までの経緯を伺いたい。
 「創業者がドイツ本社を設立したのが19年。この年から、日本でNFRによる流通を始め、シンガポールに置かれたハブから日本に製品を届けてきた。
 当初の計画では、もっと早い段階でのオープンを予定していたが、様々な準備に時間を要した。例えば、ドイツと日本では法律に則って表現できる範囲が異なる。そういった点のローカライズに時間をかけた」

――日本での製品の扱いは。
 「いわゆる健康器具にあたり、カテゴリーとしては雑貨になる」

新規登録も増加


――昨年の売上高を伺いたい。
 「具体的な数字をオープンにすることはできないが、大きな成果を得られた年だったと捉えている。昨年は5月までがNFR、開業した6月以降はOTGに移行した。
 この開業に焦点を合わせたプロモーションによるフィールドの盛り上がりや、その後も活発な活動が続いたことで、昨年1年間のトータルの売上は対前年比で約50%の成長を果たした。新規登録数についても、売上に比例した増加がみられた」

――主な登録の経路は。
 「他社と比べて大きく変わらない。個人間の紹介で入ったり、セミナーやミーティングに参加して興味をもつケースなどがある」

▲「ヒーリー」(写真堰j
   と専用アプリで、心身の
   状況に調和する各種の個別化
   マイクロカレント周波数
   プログラムを提供
――製品を実際に体験してもらうことが訴求のポイントになっている。
 「いわゆるデモンストレーションの中で、実際に試してもらうことは当然、重要になってくる。一つのプログラムを終えるまでの時間は、短い場合で30分くらい。製品の性質上、体感を得るまでにかかる時間は長めかもしれない。
 一方で、やり方の一つとして、説明会で会社の案内やプレゼンテーションを行っている最中に、プログラムを体験してもらう。説明が終わるまでにプログラムも終わり、実感を得られる」

販売額の30%還元


――製品のラインナップは。

(続きは2024年5月2日号参照)