ドクターセラム 機能性と安全性備えた美容マスク

=セラムヴィーナスカレント=
体感性、購入継続性で販路拡大


▲吉川 育矢社長
 サプリメントや化粧品等の製造・卸を手掛けるドクターセラム(本社・東京都渋谷区、吉川育矢社長)は、エビデンスに基づくものづくりによって、健康・美容関連のヒットアイテムを世に送り出してきた。2023年に上梓したマイクロカレント&イオン導入不織布マスク「セラムヴィーナスカレント」も、エステティックサロンをはじめ、整骨院、リラクゼーションサロンなど多岐にわたるルートで人気を集めている。
 「セラムヴィーナスカレント」は、コロナ禍の中、有効性と安全性を兼ね備えた美容マスクとして開発された。折しも、コロナ禍の最中、エステティックサロンなどの営業休止や外出自粛を背景に、自宅でクオリティの高い美容ケアを求める”おうち美容”への需要が急速に高まっていた時期でもあり、美容トレンドが追い風となった。
▲年内3000店舗の
展開を目指す
 同アイテムは、心電図などを手掛ける中国の医療機器メーカーとの共同開発で誕生。「マイクロカレント」「イオン導入」「EMS」を同時に使える美容マスクで、最大の特徴は、不織布マスクに電子基板をプリントした点にある。使い方は、(1)不織布マスクを顔に密着させる、(2)デバイスをマグネットで不織布マスクに装着、(3)電源オンでスタートという流れで、手軽に高品質のフェイスケアが可能となっている。マイクロカレントのターン―バー促進作用、イオン導入のアンチエンジング効果&美容液の美肌効果、EMSのリフトアップ&引き締め効果。これらのトリプル効果による多重相互作用を手軽に体感できる美容マスクは、市場でも希少な位置づけだ。各機能は、レベル1〜3まで好みに応じて機能の強弱を選べるほか、時間設定も可能なので、ちょっとしたスキマ時間を使ったり、家事などをしながらの”ながら美容”など、手軽に使えるのも特徴。
 また、専用美容液には、「ヒト脂肪間質細胞エクソソーム」を配合。エクソソームは、細胞間の情報伝達をする際のメッセンジャーとしての役割を担う物質で、専用美容液にはEGFやIGF―1などのサイトカイン等、数百種類の物質を含む高濃度エクソソームを含有させることに成功した。
(続きは2024年5月2日号参照)