ウェルネス研究所 代表取締役社長 澤井 永治

「人間で言えば干支が一回り」 つながりのビジネス、次世代へ


▲ウェルネス研究所
代表取締役社長
澤井 永治 氏
 「人間で言えば、ちょうど干支が一回りした頃になる」。プルーンエキストラクトやアボカドオイルを用いたサプリメント等をMLMで展開しているウェルネス研究所(本社・大阪市西区)は、2013年2月の設立から丸11年が経過し、今年で12年目に入った。代表取締役社長の澤井永治氏は、ダイレクトセリング業界の老舗・三基商事で専務取締役を務めるなど、その業界経験は半世紀にわたる。ダイレクトセリングだけでなく、健康産業という広義の市場においても、黎明期から携わってきた手腕と強みを活かし、事業を展開してきた。
 ウェルネス研究所では、企業理念として「真の健康」を定め、栄養補助食品や化粧品を展開。業績・会員数ともに公表はしていないが、コロナ禍の中でも堅調に推移したようだ。多くの企業がイベントを中止したり、オンラインに切り替える対応を行った一方で、同社はリアルでの開催にこだわった。「健康・自然・安全」をモットーとし、さらに機能性を有する商品を展開している矜持だけでなく、リアルで対面することの重要性について、澤井社長は強調する。「このビジネスはコミュニケーションビジネスであり、人間関係で成り立っている。ITの発展によってコミュニケーション手段、さらには価値観まで変わってきているが、組織としての核は変わらない」。
 主力商品は、カリフォルニア産プルーンをウォーターエキストラクト法で抽出した「ウェルネスプルーンエキストラクト」、有機農法で栽培したアボカドを用いた「ウェルネスアボE」。

(続きは2024年4月25日号参照)