消費者庁が停止3カ月 サプリの定期購入解約

「不便さ一切なし」実際は煩雑、処分


 サプリメントの定期購入に関して、実際は煩雑な手続きが求められるのに容易に解約できるかのように表示していたとして、消費者庁は4月10日、「オルリンクス製薬」(所在地・名古屋市中区、関口慎梧代表)の通信販売事業に対して、特定商取引法違反(誇大広告、特定申込み手続における表示義務違反)で3カ月の業務停止命令と指示を行った。3月11日まで同社の代表取締役だった「北川雅人」には業務禁止を命じた。
 同社はWEBサイトで「ZiGMa」と称するサプリメントを販売。同社を2月に子会社化していた売れるネット広告社(東京都港区)のIR資料によれば、23年6月期の業績は売上高が3億4000万円、営業利益が3400万円。
 処分事例によれば、サプリメントの定期購入契約を解除する方法に関して、ランディングページ(LP)の中で、「24時間365日自動音声で解約可能」「限られた時間内でしか解約の出来ない不便さは一切ありません」「面倒な手続き・解約阻止の説得などもゼロ」と表示。

(続きは2024年4月25日号参照)