国センADR 和解不成立等の3事業者公表

配管洗浄・家事代行出張など

 ADR(裁判外紛争処理手続)による消費者トラブルの和解仲介・仲裁を行っている国民生活センターは3月27日、23年度第4回分の処理結果で、 和解に至らなかったり和解金が支払われなかった3事案を公表した。各事案はロードサービス、出張配管洗浄サービス、出張家事代行サービスの解約・返金トラブル。 概要は以下の通り。


【ロードサービスの料金に関する紛争(2)】
 23年6月中旬、山頂付近の駐車場で車のエンジンがかからなくなり、検索して見つけたWEBサイトに「基本料金74%オフ 2480円〜」と書かれていたため電話すると、 担当者から電話をかけると言われ、「ジャパンロードアシスタンス」(東京都中野区、犬飼慎太郎代表)から電話があった。 kmあたり200円の出張費がかかると説明を受けたが、95km離れた場所から向かうとは告げられなかった。
 ジャンピング作業を依頼したが、見積もりや請求額の提示はないまま作業が進み、エンジンがかかった後、作業代と高速道路代で計7万5000円を現金で支払った。
 ADRで回答書、答弁書の提出はなく、担当者に電話がつながらなかった。

(続きは2024年4月18日号参照)