セプテムプロダクツ 専用スタジオで情報発信

=YouTubeやZoom活用=
リアルイベントの併用を継続


 セプテムプロダクツ(本社・名古屋市中区、山下洋右社長)では、コロナ禍の中でセミナーや説明会などのリアルイベントの開催が困難になったことを受けて、動画配信用のスタジオを本社内に設置し、デジタルツールを活用して情報を発信してきた。昨年5月に新型コロナの位置づけが5類に移行し、社会経済活動が正常化しつつある現在は、リアル・オンライン施策の双方を活用して事業を展開している。
▲専用機材とバックスクリーンを配置
 動画配信スタジオは、コロナ禍となった1年目に開設され、YouTubeやZoomを活用して会員向けに情報を発信してきた。主に、毎月行われるトップリーダー向けの会議に活用されてきたほか、製品やビジネスの説明もスタジオを使用して行ってきた。そのほか、コンプライアンス講習など様々なデジタルコンテンツを配信。さらに、2024年1月に開催された新春セミナーについてもオンラインで開催した。
 コロナ禍が落ち着きを見せつつある現在は、リアルイベントも徐々に再開しており、製品説明会はリアルに「営業社員が(説明会の)現地に入り、直接紹介・説明するかたちとした」(同社)。スタジオを活用したデジタル配信は、多くの会員が手軽にアクセスして情報を得られるメリットがあるが、細やかな説明については、対面で実施するリアルイベントの良さを活かせるためだ。

(続きは2024年3月21日号参照)