トップインタビュー ヤングリ・ヴィング・ジャパン・インク 

精油の楽しさ、「YLフェスタ」で体感

 前回(3月14日号3面)に続き、ヤング・リビング・ジャパン・インク(東京都渋谷区)の中川利光支社長に話を聞いた。
(インタビューはオンラインで2月15日実施)
▲中川利光 支社長
東京会場、2月は250人以上参加

―――前期(23年12月期)のフィールドの活動状況はどうだったか。
 「コロナ禍が明けて、フルに活動できるようになったと思う。それまでは、どうしても対面の活動を自粛する傾向があり、苦しめられた。」

―――フィールドを活性化するための取り組みは。
 「昨年の6月〜7月から、会社の主催で『YLフェスタ』というイベントを各地で行っている。エッセンシャルオイル(精油、以下Eオイル)を体験してもらうのはもちろん、Eオイルを使ったクラフト作りやロウソク作り、リップバー作りを楽しんでもらえる。
 ほかの企画は、ローフードやビーガンの料理にEオイルを用いたブースや、占いコーナーなど。当社には様々なタレント性を持った会員がおり、その方たちの協力を得ている。和気あいあいとした雰囲気作りを大事にしている」

―――参加状況は。
 「東京の場合、本社1階のショールームを利用している。初回は30〜40名ほど。徐々に増えて、12月は100名以上、今年の2月上旬は延べで250人以上の参加があった。そろそろ入りきれなくなっているので、次から会場を借りる予定」

―――地方での開催状況は。
 「都市は札幌や福岡、沖縄。エリアは関西が多い」

コロナで意識変化「行動変容が必要」

▲新規客にエッセンシャルオイルを体感してもらう
   「YLフェスタ」では、会員の協力も得て、
クラフト作りなどの様々な企画を実施
(写真はYLフェスタの模様)
―――「YLフェスタ」の目的は。
 「新規の方にEオイルに関連した様々な情報をお伝えすること。既存の会員に新規の方をお誘いいただいて、そこで関心をもたれたなら、より深く学べる『Eオイルセミナー』や『ドクターズセミナー』を案内する。Eオイルを広めることに興味があるなら『シェアリングセミナー』といった具合。
 そのため、イベントでビジネスに関する話は一切、行っていない。会員にも、別の会員が連れてきた新規にアプローチするような行為は禁じている。
 また、開催の目的には、会員の行動変容が必要と考えたことも含まれる」

―――具体的には。
 「確かにコロナ禍が明けて人と会えるようになった。けれども、コロナ禍にともなう価値観の変化によるのか、”集う”ということを億劫に感じる傾向が会員の間にみられる。
 これを変えていくには、会社から会員の近くに出向いて、人と会うことでEオイルをより楽しめることを再認識してもらう必要があると考えた。
 ミーティング等でのオンラインの活用は今後も充実させていく。一方で、当社のような口コミのビジネスは、リアルに人が集まることでエネルギーを生じる。それで『YLフェスタ』を始めた」 日本独自プロモ70人が条件達成

―――今期(24年12月期)の事業計画を伺いたい。
(続きは2024年3月21日号参照)