国センが注意喚起

給湯器の点検商法、前年の3倍に急増 高齢者に被害、ガス会社など装う


高齢者を中心に給湯器の点検商法に関わる相談が急増しているとして、国民生活センターは2月21日、注意喚起を行った。急増傾向は23年度に入ってから見られ、前年度同期の約3倍に達した。契約中のガス会社や行政の委託を装って突然訪問し、「このままでは壊れる」などと不安をあおって、契約を急がせる手口が目立つという。
 国センがPIO―NETよりまとめたデータによると、給湯器(ガス瞬間湯沸器、電気温水器、ガス温水ボイラーなど)に関連した消費生活相談は、2023年度は1099件(23年12月31日までの入力分)。前年度同期(22年4月〜12月)は346件で、3.18倍の開きがあった。
 23年度の相談の契約当事者は375件に達した「80歳代」がもっとも多く、全体の37.5%を占めた。

(続きは2024年3月7日号参照)