トップインタビュー シャスタ
愛用者のまま報酬、来期の成長「自ずと加速」
昨年5月、バイナリー型プランでMLMを始めたシャスタ(本社・東京都品川区、後藤智久代表)の事業が堅調だ。12月までに主力健康食品の刷新と化粧品の投入を終えて、 ユーザー層が拡大。直接紹介を出していない愛用者でも一定額の報酬を得られる仕組みが、高い購入継続率を支えている。初年度の進捗と状況を後藤代表に聞いた。
(インタビュー実施日は2月14日)
シャスタ
後藤 智久 代表
後藤 智久 代表
主力健食を刷新 成分を増量・追加
―――昨年5月に縁故募集を始め、8月のオープンを目指していた。
「いわゆる開業という形には至っていない。理由は、8月の時点で製品が出揃っていなかったため。 『(パロアッスル健康食品の)カルナ』と『(美容液の)シャスティーナ』は発売済みだったが、『(美容クリームの)クリスタルジェル』の投入が12月にずれ込んだ。 その間に『カルナ』は処方の見直しを行い、既存成分の増量や新規成分の追加を行った」
―――処方の変更点は。
「ポリフェノールの一種のプロアントシアニジン(ブドウ種子エキス)の量を増やした。また、一部の既存成分に代えてLPS(米ぬか発酵抽出物)を配合した。 原価率は上がったが値段を据え置いた。前の処方はダイエットで訴求されていたが、LPSの配合で、身体の抵抗力などの観点が注目を集めている」
―――製品の売上構成比は。
「『カルナ』が半分以上を占める。これからは『クリスタルジェル』の比率が高まっていくと思う」
目標達成度「7割」 月次で黒字化
―――縁故募集を開始した時点の目標値に対して、現在の達成度は。
「売上ベースで7割くらい。当社の知名度がまだ大きくない中での進捗としては、まぁまぁではないかと考えている。焦って動いてることもなく、 リーダーにノルマを課して煽っているわけでもない。会員に負担をかけず、それだけの売上を作れていることは歓迎できる」
―――利益面は。
「在庫をどう扱うかによっても変わるが、月次で黒字化している。本社の固定費や経費を極力、抑えていることも大きい。会社設立の当初から明言していることだが、 いわゆるコンベンションを開いたり、インセンティブ旅行を企画する予定もない」
―――今後のスケジュールは。
「リーダーの方達には、4月3日をもって準備段階を終えて、正式に始動する旨を伝えている。今の報酬プランや製品が大きく変わることはない。 どちらかというと、一つの区切りという意味合いが強い。ただ、一部の特例キャンペーンは終了する」
報酬の特例、終了 お試し品を拡充へ
―――具体的には。
(続きは2024年3月7日号参照)