本紙アンケート・45社の回答集計 2024年の見通し
経営環境・・・「好転」が過半数、「変わらない」32%
売上・・・46%が増収見込む、32%は同程度見通し
ダイレクトセリング業界で向かい風が強まっている。一つが各社の経営環境。市場規模の縮小を主因に、国内経済の冷え込みや長引いたコロナ禍の〝後遺症〟、物価高と円安、 労働力不足等を背景に厳しさを増しつつある。もう一つが10月に始まったインボイス制度。現場を支える販売員やディストリビューターが適格請求書発行事業者への移行の有無を迫られ、 各社との取引関係や報酬支払いに影響を生じている。そこで本紙は、これら2テーマのアンケート調査を実施。45社の有効回答をまとめた。
アンケートでは、2024年の経営環境がどのように変化すると考えるか、その見通しも聞いた(グラフA―4参照)。
集計の結果は、「好転すると思う」(10社)と「どちらかというと、好転すると思う」(13社)が合わせて52%を占め、全体の過半数がポジティブな見方を取っていた。
次に多かったのは「あまり変わらないと思う」(14社)で、構成比は32%。「悪化すると思う」はゼロ回答で、「どちらかというと、悪化すると思う」(3社)は7%にとどまった。「分からない」(4社)は9%を占めた。
(続きは2024年1月4日号参照)