トップインタビュー ニュースキンジャパン 小林和則社長㊦

IoT製品の第二弾、先行販売で予想上回る
7~9月に早期昇格プロモ、試験運用で手応え


▲ニュースキンジャパン
小林 和則 社長

  前回(9月28日号3面)に続き、ニュースキンジャパンの小林和則社長に話を聞いた。
(インタビュー実施日は9月4日)

「美」「健康」を統合

  ―――製品の販売状況を伺いたい。昨年10月、美顔器の「ルミスパ」にIoT機能を搭載した「ルミスパ iO(アイオー)」を発売した。 その後の売れ行きは。
 「『ルミスパ iO』を新製品とみるか、あるいは既存の『ルミスパ』のアップグレード版とみるか。売れ行きからは、 フィールドはアップグレードと捉えたようにみえる」

  ―――買い替え需要の喚起に繋がった?
 「そう思う。しかし、会社としては、新しいカテゴリーに属する新製品を意図していた。IoTという付加価値が、 国内市場全体でまだ意識されていない部分があったと思う」

  ―――11月に、IoT製品の第二弾として「WellSpa(ウェルスパ) iO」の発売を予定している。
 「既存の製品に同じようなポジショニングの製品はない。(既存の美容機器の)『ガルバニック スパ』や『ガルバニック ボディ スパ』 とも異なる製品。それら2製品は美に焦点を当てているが、『WellSpa iO』は美と健康の二つを統合させた製品と位置付けている」
 

「参加率」4年で最高

―――販売計画は。
 「起用されている新しいテクノロジーの中身などについて、5月の〝チームエリートトリップ〟から製品トレーニングを本格化している。 7月~8月に大阪、東京、福岡、名古屋の4都市で開いた『EmpowerMe オポチュニティツアー』でも、 来場者に向けたトレーニングを行った。これらの結果、8月に実施した(先行販売の)リーダープレビューでは予想以上の数字が出た」

  ―――先行販売での反響は。
 「購入が可能だったのは、(上位タイトルの)『チームエリート』と『エグゼクティブブランドパートナー』以上の会員。 各タイトルの保有者数全体のうち、どれだけの人数がリーダープレビューに参加したかを示す〝参加率〟は、過去4年で一番高かった。 それだけフィールドの関心が高いと言えると思う」

  ―――他の指標は。
 「平均購入数も過去より多かったが、これは1IDにつき2セットまでだった制限数を5セットに広げたことも大きいだろう。
 今後は、購入可能なタイトルを『QBR(クオリファイング・ブランド・レプリゼンタティブ、資格審査中プランドレプリゼンタティブ)』 以上に広げて、9月中旬に再度、リーダープレビューを予定している。ここでも良い反応を期待できると考えている」

  ―――理由は。
 「『QBR』から『BR(ブランドレプリゼンタティブ)』への早期昇格をサポートする『4シェアリングブロックLOI』 プロモーションの条件を緩和する『LOIブースター』を7月~9月の間、実施しているため。

(続きは2023年10月5日号参照)