田嶋隆志社長に聞く「方針と戦略」㊤
「IBO」制度 「大きく実った」
4年前に発足した「IBO」制度を軸にMLM事業を推進してきたナチュラリープラス。制度を発案、主導してきた田嶋隆志社長に話を聞いた。
(インタビューは9月13日実施)
「CFC」3人を輩出
―――前期(=23年8月期)の国内実績を伺いたい。
「日本の出荷ベースの売上高は対前年比で約2%増。良い期で終えられたと思う」
―――前期の利益は。
「良かった。今のところ、対前年比で1%~2%の増加を見込んでいる」
―――期中の新規登録の状況は。
「約5%の増加。月あたりの登録数は、プロモーションの有無でも変わってくるが、2000を超える月がだいぶあった。 以前に比べるとだいぶ上向いた」
―――アクティブ会員数は。
「やはり増えた。8月末で約10万人となっている」
―――前期の実績の要因をあげると。
「個々の取り組みでいうと、期の後半の追い込みは大きかったと思う。様々なプロモーションを実施したこともあって、 期末となる8月に3人の『CFC』達成者を出せた。
また、10月に、4年ぶりに横浜アリーナで『(全国大会の)FESTA』を開けることになった。今回の『FESTA』は、 初めてランウェイを設ける予定。そこでの表彰やパレードへの参加を目指す会員のモチベーションが高まっている。『FESTA』自体は、 コロナ禍の間もオンラインを併用し、別の会場を使って開催してきたが、やはり熱気が違う。
一方で、長期的な政策の観点から言えば、『IBO(インディペンデント・ビジネス・オーナーズ)』 の仕組みが大きく実ったということが言えると思う」
大半が未経験者
―――19年の社長就任のタイミングで、自身の主導で「IBO」を立ち上げた。
「当時、会社の設立から20年を経過していた。それだけの月日が経つと、動きの鈍る会員も出てくる。 これからどうやって伸ばしていくかという課題に直面する中で、新しい仕組みを作ることを決めた。
(続きは2023年10月5日号参照)