トップインタビュー アマーレグローバル

カイアニとの経営統合、アジアは来年夏メド現行の報酬プラン、アジア市場向けに改良

アマーレグローバル カール・テイラー 取締役
     ガブリエル・サンチェス セールス・グローバルプレジデント
     周逸儒 アジアバイスプレジデント

▲左からガブリエル・サンチェスプレジデント、
   カール・テイラー取締役、周逸儒バイスプレジデント
 昨年9月、競合MLMのカイアニ(米アイダホ州)を傘下に収めたアマーレ・グローバル(米カリフォルニア州、ジャレッド・ターナーCEO)が、 各国で経営統合に向けた作業を進めている。カイアニとして展開してきた日本(カイアニジャパン、神成昭仁ジェネラルマネージャー)を含むアジア市場は、 来年夏の統合を計画。一方で報酬プランは、アマーレのプランへの移行ではなく、カイアニのプランをベースに改良した〝アジア版プラン〟の開発を進める。 このほど来日した、カイアニ共同創業者のカール・テイラー取締役、ガブリエル・サンチェスセールス・グローバルプレジデント、周逸儒アジアバイスプレジデントに話を聞いた。
   (インタビュー実施日は8月30日)

執行役就任「会員の身近に」

  ――来日の目的は。
 カール・テイラー取締役(以下カ)「私が最後に日本を訪れたのは2019年。コロナ禍となる前は、日本のコンベンションに何度も足を運んだ。日本のリーダー達と、 また会うことを望んでいた。これからは、日本以外の国も頻繁に訪れ、会員と語り合いたい。この後はシンガポール、メキシコ、ヨーロッパを訪れる予定」

  昨年、創業したカイアニがアマーレの傘下に入り、自身はボードメンバーに就任した。  「つい最近、アマーレのエグゼクティブチームにも加わり、執行役を務めている。未来のため、会社の決定に直接かかわり、会員にもっと身近な立場で働きたいと考えた」

  ――ボードメンバーの人数と、その中のカイアニ出身者は。
 ガブリエル・サンチェスプレジデント(以下ガ)「人数は8人」
 カ「元カイアニは私一人になる」   ――今年上半期(23年1月~6月)の売上高はどうだったか。
 「22年の上半期に比べて、グローバルで25%の成長を果たした」

  売上が上位の国は。
 「1位はアメリカで、2位がトルコ、3位が韓国、4位がカナダ、5位が中国。トップ5の2カ国をアジアが占める」

  ――上半期の日本(=カイアニジャパン)の売上は。
 「昨年とほぼ変わらない」

 

アマーレ製品、日本でもOTGで処方変わらず

――アマーレの製品を日本で販売する計画の進捗は。
 周逸儒バイスプレジデント(以下周)「このまま順調にいけば年末、少し遅れた場合でも来年の頭に発売できると思う」
 「2月に来日した際、リーダー達から製品を求める声を聞いた。日本の市場を非常に重視している。アマーレ本部の統合チームで、 アマーレの製品をカイアニと統合するプロジェクトを進めている」   ――発売する製品と価格は。
 
(続きは2023年9月21日号参照)