トップインタビュー イオスコーポレーション 石川 雄志 代表 ㊤

プラン改定、MLMビジネスを活性化・健全化
新規の入口、愛用会員に限定「業界のスタンダードに」

▲イオスコーポレーション石川 雄志 代表
 ハーブティーや健康食品をバイナリー型プランで販売するイオスコーポレーション(本社・東京都港区、石川雄志代表)は2月、 ボーナス取得条件や登録制度の見直しを含むマーケティングプランの改定に着手した。ビジネスの活性化・健全化を目的に取得条件を緩和。 登録は愛用会員に限定し、セミナー受講等を要件にビジネス会員へ移行してもらう2段階方式に切り替えた。改定の狙いを石川代表に聞いた。
   (インタビュー実施日は8月2日)


月新規1,000~1,200 活動会員4万超

  ―――――22年12月期の実績について伺いたい。売上高は。
 「29億5000万円。前期比は5.4%増。20年(=20年12月期)と21年(=21年12月期)も増収だった」

――過去3期におけるコロナ禍の影響は。
 「あまりなかった。新規登録は上がったし、会員の数も増えた。オンラインへの対応は、会員がいち早く商品の説明等でZOOMを導入し、 新しいビジネススタイルを見つける機会につながった。会社でもテレワークを始めて、オンラインによるサポートを進めた。健康への関心が高まったことは、 (主力商品でハーブティーの)『ジェイソン・ウィンターズ・ティー(以下JWT)』に追い風となった」

――今年(=23年12月期)に入って、リクルートの状況は。
 「オンラインとリアル、どちらの活動も行うハイブリッド型のスタイルが目立つ。活動の量でいうとオンラインが6、リアルが4で、オンラインのほうが多いように見える。 例えば、グループ毎の勉強会などは、ほとんどがオンライン。コロナ禍がなければ、ここまで浸透していなかったと思う」

――直近の新規登録数と活動会員数は。
 「新規は月あたり1000から1200。会員数は、過去1年間に購入履歴のある人数で4万人を超える」

――製品の売上構成比は。
 「昨年の売上は『JWT』が6割を占めた。残り4割は(乳酸菌サプリメントの)『ジェイソン・ウィンターズ・バイオプラス』。 今年は2月より(基礎化粧品ラインの)『アロマシア』を始めたことから、この売上が加わってくる」

――今年の政策について伺いたい。2月にマーケティングプランを一部改定した。狙いは。
 
(続きは2023年9月7日号参照)