トップインタビュー ドクターセラム 吉川 育矢社長

トレンド捉えた最新美容アイテム3機能同時使用の不織布マスク
=セラム ヴィーナスカレント=
エビデンスと安全性を追求

▲ドクターセラム
吉川 育矢 社長
 コロナ禍で外出自粛などの行動制限が求められた約3年間、美容分野ではトレンドの大きな変化があった。自宅で過ごす時間が増えた結果、年齢や性別を問わず、 〝おうち美容〟への関心が高まった。その結果、高付加価値の化粧品や美容アイテムの需要が増加し、そのトレンドは現在も続いている。 2025年に創立20周年を迎えるドクターセラム(本社・東京都渋谷区)は、エビデンスに基づくものづくりによって、健康・美容関連のヒットアイテムを世に送り出してきた。 このほど、マイクロカレント&イオン導入不織布マスク「セラムヴィーナスカレント」を上梓し、国内外から注目を集めている。吉川育矢社長に、開発経緯やその特徴を聞いた。

マイクロカレントイオン導入&EMS

 
▲コントローラーと電子基板が
プリントされた専用マスク
―――まず、「セラムヴィーナスカレント」の開発経緯について伺いたい。
 「コロナ禍の真っ最中だったある頃、とある医療機器メーカーのトップと懇談する機会があり、その中で、市場で販売されているさまざま美容マスクについて、 話題になったことがありました」

  ―――美容マスクと言えば、手軽にフェイスケアができるアイテムとして根強い人気があります。
 「その通りです。消費者のニーズが非常に高いアイテムですが、一方で有効性や安全性について、課題があると感じていました。それが、 『セラムヴィーナスカレント』の共同開発のきっかけとなったと言えます」

  ―――コロナ禍では、エステティックサロンなどの営業休止や外出自粛を背景に、自宅でクオリティの高い美容ケアを求める〝おうち美容〟への需要が急速に高まりました。
 「開発をスタートした当時は、〝おうち美容〟を意識していませんでしたが、製品完成後、市場の反応を見てみると、トレンドに合致したと言えます」

  ―――「セラムヴィーナスカレント」の特徴は。
 「心電図などを手掛ける中国の医療機器メーカーと共同開発した、マイクロカレント、イオン導入、EMSと同時に使える美容マスクです。最大の特徴は、 不織布マスクに電子基板をプリントした点です。『セラムヴィーナスカレント』は、不織布マスクとコントローラーで構成されますが、 使い方は、①不織布マスクを顔に密着させる、②デバイスをマグネットで不織布マスクに装着、③電源オンでスタートという流れで、簡単に、 いつでもどこでも高品質のフェイスケアが可能です」

  ―――電子基板をプリントした不織布マスクは、珍しい…。
 「イオン導入が可能は不織布マスクは、美容業界でも最先端のアイテムです。マイクロカレントのターン―バー促進作用、イオン導入のアンチエンジング効果&美容液の美肌効果、 EMSのリフトアップ&引き締め効果。これらのトリプル効果による多重相互作用を手軽に体感できる美容マスクは、私が調べた限りは聞いたことがありません」

  ―――3つの機能を同時に使えると…。
 「レベル1~3まで好みに応じて機能の強弱を選べるほか、時間設定も可能なので、ちょっとしたスキマ時間を使ったり、家事などをしながらの〝ながら美容〟など、 手軽に使えるのも特徴です」  
 
(続きは2023年8月3日号参照)