太陽光投資の「チェンジ・ザ・ワールド」社 預託法改正で販売停止

配当可能性「高い」、3.7億円を回収


 2月末より破産手続き中の太陽光発電投資事業「チェンジ・ザ・ワールド」(山形県酒田市)の破産管財人は6月27日、 破産法に基づき東京地裁に提出した報告書で、一般債権者への配当が可能とする見通しを示した。報告書は、 昨年6月に施行された改正預託法に抵触する可能性を当局から指摘され、新規販売を停止した後、収入の減少と資金繰りのひっ迫に見舞われ、 破産申請に至った経緯にも触れている。
 破産手続き開始後、売電収入や預金、保証金、未完成の発電所の契約解除などで約3億7873万円(6月27日時点)を回収。既存の発電・売電事業は、 売却の入札を5月26日に行い、最終契約に向けた協議を「継続中」としている。

(続きは2023年7月20日号参照)