ハーバライフ・オブ・ジャパン トップインタビュー 

「シェイクフェス」、新規増加の契機に
ソイフリータイプなど プロテイン製品の種目拡大


   ハーバライフ・オブ・ジャパン(本社・東京都港区、竹本エリ社長)の22年度は、コロナ禍や値上げの影響などを背景に売上高が前年度を下回る中、 無料試飲会の好評やプロテイン製品の種目拡大などを要因に、新規登録が増加トレンドに転換。若手ビジネスリーダーの育成政策にも力を入れる。 昨年1月より社長を務める竹本氏に話を聞いた。
   (インタビュー実施日は5月29日)
▲ハーバライフ・オブ・ジャパン
竹本 エリ 社長

新規・既存向け催し「足を運んで修正」

―――昨年1月に社長に就任した。就任後の取り組みを伺いたい。
 「入社した当時は、まだコロナ禍の最中。また、(?年に)前任者が退社して、しばらくの間、米国本社のバイスプレジデントが日本の社長を暫定的に兼務していた。 そのため、まずはメンバーとの信頼関係構築に集中し、直接現場を訪ねたりオンラインで対話を重ねた」

  ―――当時のフィールドの状況は。
 「コロナ禍の影響でビジネス活動がストップしているメンバーがいた。登録したものの、どのようにリクルートを行えばよいのか、あるいはリーダーを育てていけばよいのか、 その方法が分からず悩んでいる方もいた。通常のリアルの活動で出来ていたことが、なかなか進まない。そこで、そのような方たちを導いていくことに取り組んだ」

  ―――具体的には。
 「例えば、新規向けのゲストイベント的な集まりを催したり、既存のメンバーには、次のビジネスステップのためのトレーニングを開いたりした。私も可能な限り足を運び、 参加された方にとって魅力的なものになるよう軌道修正を図った。
 製品の品質へのこだわりを知ってもらうため、バーチャルファクトリーツアーも行った。『(美容ドリンクの)コラーゲンリニュー』と 『オメガ3系脂肪酸健康食品の)ハーバライフライン』は、処方の関係で国内のメーカーに製造をお願いしている。その工場をオンラインで見てもらった。 今年の3月には、久しぶりにリアルの工場見学も実施した」
 

無料試飲会に1千人 今年は全国で開催

―――フィールドの反応は。
 「昨年の7月頃から、活気が戻り始めたと感じるようになった。理由の一つは、『シェイクフェス』というイベント。東京、名古屋、大阪、福岡の4カ所で、 どなたでも参加できる『(主力プロテイン製品の)フォーミュラ1』の無料試飲会を企画し、延べ約1000人の来場があった。
 久々の催しということもあって盛り上がり、ここを機に新規登録数も増えている。具体的な数字は控えるが、ビジネスに取り組むメンバーの場合は毎月、 前年同月比で2ケタの増加ペース。購買のボリュームにも良い影響が出ている」

  ―――今年の「シェイクフェス」は。
 「当社のオポチュニティをお伝えするという趣旨のもと実施している。開催地域は全国に広げ、その地域のメンバーの要望を踏まえたり、 自力で開きたいというメンバーの支援を行っている。『シェイクフェス』に来て、『こういうふうにやればいいんだ』と気づいたメンバーの活動が活発化している」

  ―――昨年(=22年12月期)の売上高を伺いたい。
 
(続きは2023年6月15日号参照)