丸八HD 公開買付も実施

親会社株式を集約へ 経営安定化を目的に

 丸八ホールディングス(以下丸八HD社)は5月12日、創業家一族の資産管理会社による親会社株式の取得と、 これにともなう丸八HD社普通株式の公開買付の実施を発表した。創業家一族によって分散・保有されている親会社株式を資産管理会社に集約し、 親会社の経営の安定化を図ることが目的としている。丸八HD社株式の買付予定価額は同11日時点の終値である814円(1株あたり、 買付期間は5月15日~6月9日)。丸八HD社は同12日開催の取締役会で、買付への賛同意見の表明を決議した。
 丸八HD社の親会社である①「洋大」(東京都世田谷区)の株式の3分の2超に相当する株式(議決権の87.012%)を、 資産管理会社である②「8128」(東京都世田谷区、岡本一秀代表)が取得し、子会社化する。
 ①は丸八HD社株式の68.4%を保有する筆頭株主で、株主の全員を創業家一族が占める。

(続きは2023年5月18日号参照)