ジャパンライフ 債権者集会

オーナー被害者への配当、6月にも実施へ
            配当率1.2%隠し財産≠Q9百万回収

 破産手続き中の「ジャパンライフ」の10回目の債権者集会が3月22日、東京地裁の集会場で行われ、債権者に対する配当手続きに入る方針が示された。 昨年12月の前回集会の後、3年前に警察の捜索で発見されていた山口隆祥元会長の隠し財産より約2900万円が破産財団に組み込まれ、 資産の回収・換価を実質的に終了した。配当は6月頃になる見通しで、9月を予定する次回集会は破産財団の任務終了にともなう計算報告集会になるという。
 第10回集会では、回収費用や財団事務局の経費、公租公課、労働債権を差し引いた後の通帳残高を約20億7523万円と報告された(3月16日時点)。 前回集会で報告した額からは約2億830万円の減少。保全管理人・破産管財人報酬費用約3億円の計上などが影響した (前回集会での計上額は額は約6500万円)。

(続きは2023年4月6日号参照)