東京都 連鎖販売3社に業務停止9カ月

アプリで勧誘、虚偽申告させ借金

 マッチングアプリで知り合った大学生に借金をさせ、情報商材入りタブレットPCの購入やビジネススクールの受講を契約させたとして、東京都は3月6日、 特定商取引法違反で連鎖販売取引等の事業者計3社に業務停止命令と指示を行った。3社の各代表と勧誘者1人の計4人に禁止命令も出した。
 処分されたのは
@「Pioneer(パイオニア)」(旧社名GL、東京都文京区湯島)
A「Monolith(モノリス)」(東京都文京区湯島)
B「President(プレジデント)」(東京都新宿区西新宿)。
@Aが勧誘・契約締結行為を担当。Bは@Aに対してノウハウや人材、同社名義の利用等を許諾し、総務事務を担当していた。
 処分内容は3社の連鎖販売事業および訪問販売事業に対する9カ月の業務停止と指示。認定された違法行為は、勧誘目的等不明示、不実告知、 公衆の出入りしない場所における勧誘、迷惑勧誘、適合性原則違反、支払能力を虚偽申告させる行為、概要書面不備・不交付、契約書面不備。

(続きは2023年3月16日号参照)