ニューエイジとゼンノア 新会社「パートナーコ」傘下で再スタート

共同創設者はワズワース会員
米ニュ社から資産譲渡 


▲ジョンRワズワース・パートナーコ
共同創業者兼最高ブランドパートナー責任者

 新オーナーの下で再スタート――。昨年8月、日本の民事再生法に相当する米破産法第11章の適用を申請した米ニューエイジ・グループより、 MLM事業と関連資産の譲渡を受けたパートナーコ(PartnerCo)・インターナショナルLLC(以下パ社、米領プエルトリコ自治連邦区、 ダレン・ゾブリスト共同創設者・CEO)が2月17日、業界紙・誌向けのメディアラウンドテーブルを開き、新体制や今後の経営方針を明らかにした。 ニューエイジジャパン(以下ニュ社、旧モリンダジャパン、東京都新宿区、長濱創社長)とゼンノアジャパン(以下ゼ社、東京都新宿区、 菅原誠司ゼネラルマネージャー)は、パ社傘下の子会社として事業を継続。ニュ社は年内に、パ社の名称を含む新社名への変更を予定する。

28百万ドルで譲渡

 ニュ社およびゼ社の2社以外に傘下入りしたのは、事業管理会社にあたるニューエイジワールドワイドインク日本支店(細谷哲也代表)。主な人事では、 ニュ社でマーケティング担当副社長を務めた勇史行氏が、日本市場を統括するゼネラルマネージャーに就任した。
 会見には、パ社の共同創設者で最高ブランドパートナー責任者(以下CBO)のジョン・R・ワズワース氏が出席。ワズワースCBOは、 ニュ社の前身であるモリンダを創業したブライアント・ワズワース氏の子息の一人で、日本と海外で25年間、トップリーダー会員として活動。 米ニューエイジ・グループの一社だった、米ゼンノア創設者のジョン・J・ワズワース氏は叔父にあたる。
 昨年の破産法申請直前、支援の受け皿となるDIPファイナンシング(米ワイオミング州)を設立し、昨年10月の入札の結果、破産裁判所の承認の下、 2800万ドル(約41.2億円、10月の平均レート換算)で資産譲渡を受けていた。
 ワズワースCBOは、ニュ社の今後の基本方針に“実際に会う”を掲げ、新規を対象とした会社主催の事業説明会、会員主催ミーティングの支援、 既存会員対象の「ファンミーティング」開催に力を入れていくとした。主要KPIには、新規登録・タイトルアップ・リーダーシップ育成・ 購買維持を〝4つの柱〟に示し、「子育て世代に相当する女性にフォーカス」(勇GM)していくとした。
 昨年9月末に解散し、MLMから撤退したアリックスジャパン(以下ア社)の会員は、新規登録の形でニュ社へ移動したと説明。

(続きは2023年2月23日号参照)