ダイレクトセリング化粧品 苦境続くも〝アフターコロナ〟見据え
リアルイベント復調の兆し
デジタル施策との両軸で
主力の委託販売チャネル苦戦続く
事業別の実績をみると、ポーラブランドを含むビューティケア事業は売上高が同5.1%減の1616億5400万円、営業利益が同12.5%減の137億9300万円となった。 このうち、ポーラブランドは売上高が同8.9%減の963億7100万円、営業利益が同17.5%減の124億9500万円となった。
売上構成比は、委託販売チャネルが65.7%で同2.7ポイント低下、海外が16.6%で同2.2ポイント低下、国内ECが5.8%で同0.8ポイント上昇、 百貨店・BtoBが11.9%で同4.1ポイント上昇した。各チャネルの売上伸長率は、委託販売チャネルが前期比9.4%減となった。委託販売チャネルは、 ショップ数が2946店舗で前期比281店舗減。PB(=ポーラ・ザ・ビューティー)店舗数が537店舗で同?店舗減と、主力のPBをはじめ、厳しい状況が続く。 委託販売チャネルにおける購入単価は、前期比17.5%増と回復したが、顧客数は同21.9%減となった。
ポーラブランドでは、主力の委託販売チャネルにおいて新規・既存ともに顧客数の回復がみられた。また、オンライン経由の新規顧客獲得数は前年度比2ケタ増となった。
(続きは2023年2月16日号参照)