トップインタビュー カイアニ 周 逸儒

23年の日本売上「最低でも50%アップ」
米アマーレ傘下でアジア市場拡大めざす

 昨年9月、アマーレ・グローバル(以下アマーレ、米カリフォルニア州)の傘下に入ったカイアニ(米アイダホ州)。 これにともない、米本国だけでなく日本法人のカイアニジャパン(東京都品川区)でも、新たな事業展開が予定されている。11月より日本社長を兼務する、 米本社の周逸儒(イール・ジョー)アジア担当エグゼクティブディレクターに話を聞いた。
(インタビュー実施日は22年12月9日)

▲カイアニ 周 逸儒  アジア担当
エグゼクティブディレクター
定期購入の刷新で単価減も注文順調

―――――アマーレの傘下に入った経緯を伺いたい。
 「ディストリビューターに明るい将来を提供するため。近年は、コロナ禍をはじめとした様々なチャレンジに直面している。 それで、今年(=22年)に入って強いパートナーを探し始めた」

―――――アマーレとの交渉は、どのように進んだのか。
 「アマーレは創設から6年ほどしか経っていないが、非常にアグレッシブな会社。米国以外のマーケットは、 NFRによるカナダとメキシコの2カ国に留まっていたところ、短期間でグローバルに事業を拡大していく方法を探る中で、 すでに50カ国以上に展開していた当社と考えが一致した」

―――――アマーレとカイアニの売上高は。
 「具体的な額は非公開。ボリュームで言うと、カイアニのほうがアマーレより大きい。また、(アマーレによる買収が発表された)9月の月次売上は、 両社とも過去最高額を記録した。アマーレは10月、11月も過去最高を更新している」

―――――増収の理由は。
 「両社のマーケットが一番大きいアメリカで、お互いの会員がお互いの製品を購入できるようになったことが大きい。実際に購入もされ、 アップセルが生じた」

―――――カイアニの売上上位の国は。
 「トップ3は上から順にアメリカ、韓国、トルコ。特に韓国は、9月にローンチした『GLOW』という化粧品が好評で、売上記録を更新中。 韓国の22年の売上は前年比で倍増を見込んでいる」

―――――傘下入りにともなう事業の見直しについて。日本のマーケティングプランをアマーレのプランに統合する予定は。
 
(続きは2023年1月19日号参照)