「きもの松葉」 3度目の社名公表

大阪市が条例で、次々販売 半年で9百万円分

  高齢者向けの催事で高額な着物や宝石、健康器具等を次々販売しているとして、大阪市消費者センター(以下センター)は11月24日、 市の消費者保護条例に基づき「松葉」(所在地・大阪市西区、松葉将登代表)を社名公表した。 センターは昨年12月と今年9月1日にも同社を条例に基づき公表しており、今回で3度目。
 9月の公表後に発生したトラブルについて、不当取引行為に該当する次々販売や適合性原則違反、過量販売、再勧誘を確認した。 センターは昨年6月と9月、今年5月の計3度、条例で是正措置を求める勧告も行っているが、同社が従わなかったという。 昨年の勧告対象だった奈良松葉(奈良県橿原市)は今年2月、同社と合併して解散しているという。  昨年11月には、商品代を分割・前払いさせる割賦販売取引を無許可で行ったとする割賦販売法違反容疑で、 奈良県警によって同社の代表らが逮捕されている(逮捕後に略式起訴)。

(続きは2022年12月8日号参照)