ビットマスター 第5回債権者集会

ビットコイン16百枚の探索、続行

当局による捜査状況は明かされず

 破産手続き中の仮想通貨MLM「ビットマスター」(以下ビ社、鹿児島市)の第5回債権者集会が11月9日、東京地裁で開かれ、 取り出し不能となっているビットコイン(BTC)の探索を継続する方針などが報告された。破産財団の預金残高は、 調査費用等の支出にともない4月の前回集会時点から減少した。次回集会は来年4月26日の予定。
 第5回集会で報告された預金残高は約4億1400万円、負債合計は約102億3500万円(9月30日時点)。 残高は、前回集会で報告された約4億2200万円から約800万円のマイナス。減少は、 債権回収等に関する調査・手続き費用の支出に充てたためとされた。負債に変動はなく、99%はMLM会員に対する一般債権で、 うち85%は会員が所有権をもつ未払いのBTCで占める。会員の一般債権数は1万8808件。

(続きは2022年12月1日号参照)