日本トリム 9月中間

職域売上9%増、値上げで利益率上昇

下半期はデモ増加へ顧問活用、タイアップ

 日本トリム(本社・大阪市北区、田原周夫社長)の9月中間期連結は、整水器や浄水カートリッジを扱う「ウォーターヘルスケア」 事業の売上高が前年同期比6.1%増の79億2600万円、セグメント(営業)利益が同4.3%減の10億8200万円だった。 直販売上の増加や主力機種の値上げが寄与した。
 各直販部門の売上は、職域販売の「DS事業部」が同9.4%増の20億2600万円、取付・紹介販売の「HS事業部」が同2.2%減の7億7800万円、 店頭催事販売の「SS事業部」が同8.7%増の2億4800万円。
 「DS」の増収は、整水器のセミナー(デモ)の開催数が前年同期に比べて回復したことや、 販売トークの見直しで開催数あたりの整水器販売台数が上向いたことなどが貢献した。「HS」の減収は、前年同期における買い替え需要の反動が響いた。 増員政策を進める両部門は期中に「DS」で5人、「HS」で1人を新規に採用した。5月時点の人数は「DS」が102人、「HS」が45人。
 値上げは6月、「トリムイオン リファイン」(税込標準価格20万9000円)で実施。直販部門の特別価格(実売価格)を約2万2000円引き上げ、 営業利益率の改善につながった。

(続きは2022年12月1日号参照)