ヴィーヴォ 親会社がMLM事業の〝停止〟表明

アフィリエイト、eコマースに着手 

コスト削減も、「株主価値を最大化」

  スマートウォッチや遺伝子検査サービスなどをMLMで取り扱うヴィーヴォ・インク(Vyvo、米フロリダ州、ロバート・ボー・ショートCEO) の親会社であるヒーロー(Helo、以下ヒ社、米カリフォルニア州、ショーン・マクベイCEO)社は9月27日、 経営戦略のリフォーカスとコストの大幅削減を目的とする構想を発表した。この中で、MLM事業の停止とアフィリエイト型の顧客開拓モデルの立ち上げを表明。 新しい収益機会への投資などを通じて「株主価値の最大化に取り組む」としている。

第4Qより着手

 発表では、同社の収益がネットワーク・マーケティング(=MLM)のチャネルを中心に厳しい市場環境において「マイナスの影響を受け続けている」と説明。 ビジネスモデルと組織の「あらゆる側面」を見直し、支出の最適化を図ってきたとしている。
▲米ヴィーヴォの親会社のヒーロー社が
   9月27日の発表(=写真)で、
   ネットワーク・マーケティング事業の停止と
   アフィリエイト方式の顧客開拓モデルの
   立ち上げに言及

 その上で、第4四半期(22年10~12月)以降に進めていく戦略的構造改革として、ネットワーク・マーケティング事業の世界的な停止(Discontinue)と、 これに関連した人員数およびオフィス稼働の削減に言及。アフィリエイト方式で顧客を開拓するビジネスモデルと、 国際的なeコマース・プラットフォームを新たに立ち上げるとしている。
 製品戦略面では、デバイスおよびサービスの追加と、ブロックチェーン技術を用いたヘルス・データ・プラットフォームの開発の方針を示した。
(続きは2022年10月13日号参照)