米ニューエイジ 「チャプター11」申請の波紋
アリックスの営業終了、申請と「直接的関係ない」
経営統合計画白紙撤回=Aアライヴンはグループ離脱
▲米ニューエイジ・インクは積極的なM&A政策によって
飲料事業を中核に業容を拡大し、NASDAQ上場を経て、
2018年のモリンダ社買収後は、アリックス社も傘下に収める
など事業の柱をMLMに移していた(写真は米ニューエイジ社のIR資料)
飲料事業を中核に業容を拡大し、NASDAQ上場を経て、
2018年のモリンダ社買収後は、アリックス社も傘下に収める
など事業の柱をMLMに移していた(写真は米ニューエイジ社のIR資料)
9月末で営業終了
ニューエイジ・インク(以下米ニューエイジ、米ユタ州)ほか子会社3社のチャプター11$\請が、日本の事業に及ぼす影響の有無について、 ニューエイジジャパン(以下ニュ社、旧モリンダジャパン、2月1日社名変更、東京都新宿区)の広報窓口は9月2日、 メールを介して本紙に回答した。9月1日にはリーダー会員を対象としたZOOM説明会を実施。ここでも、「ビジネス活動への影響は無いこと」 「『通常どおりの活動を継続』すること」を伝えたという。
これに対して、ニュ社およびゼンノアジャパン(以下ゼ社、東京都新宿区)とともにグループを形成していたアリックスジャパン(以下ア社、 東京都新宿区)は、9月2日、WEBサイトに「営業終了のお知らせ」と題する文書を掲載。「9月30日をもって営業を終了」 「解散決議を経て2022年度中の清算結了を目指すことになりました」として、MLM撤退を明らかにした。
理由は「業績不振」
ニュ社の広報窓口は、営業終了は米ニューエイジがア社の「業績不振を理由」に決定したと説明。チャプター?≠ェ申請された件は、 今回の決定と「直接的な関係はありません」とした。ア社は今年に入り、「主に人員削減によるコスト削減を実施」していたが、 決定の歯止めには不十分だったことになる。 営業終了後の対応については、日本で一部のア社製品をニュ社が取り扱う予定と説明。
(続きは2022年9月15日号参照)